概要
性別:女性
CV:津田美波
『レイズ』の主要オリジナルキャラクター。
魔鏡技師の少女で、ガロウズの弟子にあたる。当代ビクエであるフィリップ・ビクエ・レストンとも面識がある。
アスガルド帝国軍に誘拐されてセールンドに連行され、特異鏡映点亜種の特殊なアニマ及び精霊クロノス由来の力である「骸殻」についての調査を命じられていたが、ルドガー一行により発見・救出される。
しかし、そこをミトスに見つかりピンチに陥るが、自らが作り上げたオーバーレイ魔鏡の試作品をルドガーに渡して骸殻の力の解放に成功、窮地を乗り切り、コーキス一行に加わる。
謎
以下にネタバレあり
実は彼女はガロウズの弟子ではない。
ガロウズとは確かに知り合いではあるが、ガロウズ曰く押しかけ弟子のような形で弟子入りを志願したらしく、まだ基礎知識を習う程度の子どもで師匠と弟子を名乗る程の関係ではなかったらしい。
現にガロウズは自分に匹敵する技術を持つ後継者がいない事を悩んでおり、故に自分と同等の技術力を持つリタが来た時にはとても喜んでいた。
しかしミリーナたちと共にいるセシリィは、基礎知識どころか魔鏡に関してかなり詳しく、新しい魔鏡を開発するなどとてつもない技術力を持っている。
実はセシリィもまたリビングドールとして別人の心核を植え付けられていた。
その人物の名前はシドニー・ミラー。亡きビフレスト皇国の正階鏡士であり、ガロウズの幼馴染であり婚約者だった女性である。
元々ガロウズとシドニーはセールンドとビフレストの国境近くに住んでおり、当時は戦争前だった為交流があった。しかし戦争になり、シドニーは優れた鏡士でありながらセールンドとの関わりがあった為に前線に駆り出され、志願兵となっていたガロウズと敵兵として再会。お互い攻撃できず、ガロウズはシドニーを庇って腕を失った。そしてシドニーも結局ゲフィオンが作り出したカレイドスコープでアニマを抜き取られ死亡した。
祖国の皇女だったメルクリアを様付けで呼んではいるが、シドニーは遊び相手だったセシリィの心核を平然と抜き取ったメルクリアに強い憤りを抱いており、アスガルド帝国から離反することを選んだ。
正体を黙っていたのは真相を知ればガロウズやミリーナに辛い思いをさせてしまうからで、正体を隠したまま協力するつもりでいた。
その後、ミラージュプリズン編終章で、イクスに代わって死の砂嵐を封じる為に、シドニーのアニマは魔鏡結晶の内部へ向かい、空っぽになった体にセシリィの心核が戻され、フェアリーズレクイエム編2章で本来の彼女が目覚める事になる。