概要
エメラルド城の地下に隠されていた巨大魔力蓄積装置。
その実態は仮面ライダーソーサラーが『トルネード』の魔法で発生させた虹色の竜巻で拉致した人々の人骨を素材として作られた装置。ギリシア神話に登場する死神・タナトスの名を冠するに相応しい装置で、『魔力流通システム』によって国民から集められた魔力はこの装置に蓄積されている。
また、この装置に取り付けられた『魔力逆流レバー』を動かすことにより装置に蓄積された膨大な魔力を解放させて魔力を人々の体に逆流させて流し込みそのショックで人々を皆殺しに出来るという恐るべき機能が備わっている。
生まれながらにして魔力を持っていなかったマヤ大王は、その苦しみと孤独感から解き放たれるためにこの装置を使ってマジックランドの住人を全て消し去ろうという狂気に取りつかれ、オーマ大臣の協力の下この装置を制作させていた。
その為、この装置自体が秘匿中の秘匿扱いとなっており、その存在はマヤ大王とオーマ大臣のみしか知らない。
しかし、魔法使いだらけなこの世界で魔力逆流などしてしまえば、生き残るのはマヤ大王だけという可能性が高い。にもかかわらず、自身が命を失うかもしれないというのにこんな物騒な装置の製作に協力的なオーマ大臣の態度からは何やら胡散臭いものを感じられるが…?
以下ネタバレ
実は上記の魔法使いを消滅させることが出来るという効果は真っ赤なウソであり、その真価は魔力を持つ者をゲートが絶望した時と同様の現象(=ファントム誕生の前兆)を発生させる装置。
要はファントムを大量に生みだす製造機であり、実はファントム・ドレイクであったオーマ大臣がマヤを利用し自身がファントムを総べる王として世界に君臨する為に制作させたものだった。