分類
通称 | タマゴムシ |
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和名 | タママユダマシ |
学名 | Mitivius infiltratus |
科目 | タマゴムシ科 |
体長 | 30.5mm |
解説
ピクミン2で初登場した卵に寄生する虫。
成虫になるとある種の雌だけが好む特殊なフェロモン(ピクミンはこれが苦手)を出しておびき寄せ、わざと自分を丸呑みにさせて宿主の体内に入り込み、産卵直前の卵に自分の卵を産み付ける。
そうして卵内の養分を丸々食い尽くして成長するが、タマゴムシ自身では自力で硬い卵の殻を割って外に出る事が出来ず、ピクミンなど大地のエキスを求めて卵を割る生物の存在に依存している。
フィールド上に点在するタマゴを壊すと確率で出現するが、一部の洞窟内ではタマゴからではなく、普通に物陰などの地面から湧いてくることもあるなど神出鬼没。ある程度這い回った後は新たな隠れ家を探して地中に潜り、姿を消してしまう。
倒すことができれば確実にエキスを落とすが、タマゴムシに触れたピクミンはパニックに陥ってしまい(しかも花や蕾も散らしてしまう)、笛で正気に戻さなければならない。
ただし、紫ピクミンは例外的に平気で、投げつけたときの衝撃で複数匹一気に倒すことができる。
さらに言えば、一個の卵から10匹セットで一度に出てくる。それだけエキスを集めるチャンスではあるが、あっという間に虫が周囲を埋め尽くす様は、見ていてすごく気持ちが悪い。
また、タマゴは紫ピクミンの衝撃により一撃で割ることができるが、タマゴムシがいるタマゴに素早く複数の紫ピクミンを投げつけた場合、タマゴムシが大量死しながら四方八方に飛び散る。
蠢くタマゴムシを見ることなく退治できるので便利ではあるが、これはこれで心臓に悪いため注意。
ピクミン4でも紫ピクミンを投げつけた衝撃で一網打尽に出来る事に変わりがないが、紫ピクミンのパニック耐性が失われたため紫ピクミンもタマゴムシに触れるとパニックになってしまうようになっている。そのかわりプレイヤーのパンチが通るようになっている(パニックになるため当たりにくいが実はピクミンの攻撃も通る)ため、タマゴムシを退治するかはプレイヤー次第。なお、出現場所にあらかじめバクダン岩を仕掛けておくと一網打尽にできる。
紫ピクミンがパニックになった代わりにヒカリピクミンは霊体疑惑があるためか匂いを感じずパニックにならない。
ただし『4』だと結構な頻度で湧くため注意が必要。場合によってはギミックを破壊したりお宝を運ぼうとした際にいきなり湧くため『2』よりもタチが悪い。また、オッチンもパニックになってしまうため、タマゴムシに対処する際はオッチンから降りた方がいい。しびれサンダーも有効。
大地のエキスだけでなくシザイやゲキカラエキスも落とすようになった。
ちなみにお宝を持っていないゾウノアシはタマゴムシに寄生されており、オリマー遭難記のハゲダマグモもタマゴムシに寄生されていることから、ダマグモ科はタマゴムシに寄生されやすいのかもしれない。
ちなみにダマグモ科の体内で孵化した個体はやはり自力では出られないからか、宿主が死ぬまで寄生し続けるのだとか。
えげつないやり方にも思えるが、「自然は持ちつ持たれつ。そういうアナタも卵をおいしくいただいてるでしょう」というダルメッシュのコメントには少しハッとさせられるものがある。
ルーイメモによると、「フライパンなどでさっと炒め、チーズを振りかけるといいが、足が気になる人はあらかじめ取っておく」とのこと。
チャレンジモード
見た目も生態も嫌らしい生物だが、最も恐れられるのは『2』のチャレンジモードと言っても過言ではない。
というのも本編と同様、タマゴを割った際にランダムで湧いてくることがある。チャレンジモードの採点基準により1匹で10点分(=10カウント)に相当し、10匹全て倒すことでタマゴ1つ当たり100点も上乗せすることが出来てしまう。
しかも紫ピクミンのいないステージでは倒すこと自体難しく、せっかく出てきたのに倒せず仕舞いに終わることも珍しくない。
追い打ちを掛けるようにステージによってはタマゴが複数個配置されるばかりか、ランダムでタマゴの配置数が変わるステージさえある。
そのためタマゴムシが関わるステージではプレイヤースキルよりもタマゴの出現数を上限まで引き、かつ全てのタマゴからタマゴムシを引き当てる運と根気の方が重要であり、ガチ勢からは忌み嫌われ、恐れられる存在と化してしまった。
なお『3』以降のやり込みモードではタマゴの中身が固定ドロップになるように調整されたことでタマゴムシや新顔によるスコアの狂いが生じることが無くなり、『2』から大幅に改善されている。