概要
声優:Tabitha St. Germain /内山夕実→内藤有海(日本語版)
斜視が特徴な、灰色のメスペガサス。
モブポニーの代表的なキャラクターであり、OPを含めほぼ全話に隠れて登場している隠れポニー。
職業は、運送業であると思われる。性格は極度のおっちょこちょいで所謂「ドジっ子」。
服のセンスがないのかそれとも貧乏なのか、ナイトメア・ナイト(ハロウィン回)のエピソードでは全身に紙袋を着るという謎の仮装で登場した。
なお、彼女のキューティーマークは「泡」と思われるが、一体どんな才能なのかはわからない。
セリフの空耳から派生した「好物はマフィン」という視聴者の作った設定が公式に認められている節がある。
ただの背景ポニーから隠れ人気モブポニーに・・・
事の始まりはS1E1のワンシーン(パーティ会場の背景)。
割と小さな演出ミスにより、斜視になってしまった彼女はネット上で瞬く間に噂になった。
それ以降の回から、ほとんどの回に隠れキャラとしても登場しており、スタッフからも愛されている。
ちなみに、斜視が公式化したのはS1E15(運んでいた荷物を地上に落としてしまうシーン)から。
最近は、モブキャラからイースターエッグに格上げされた。
名前と声優について
彼女の名前はネット上のファンが命名したもので、公式の名前ではなく当初はS1E11に名前のみ登場した「Ditzy Do (ディッツィー・ドゥ)」とされていた。
その後、S2E14にて正式に「Derpy」という名前をもらい、そして声優も付くことになった。
日本語版でも同話(40話)に「ダーピー」の名前で登場。
声優は同アニメでプリンセスルナ(2話)、ダイアモンドティアラ、その他モブポニーなどを演じている内山夕実が担当している。その後、エクエストリア・ガールズスペシャル『マイリトルポニー: エクエストリア・ガールズ - エバーフリーの伝説』では、前作でインディゴザップを演じた内藤有海が担当している。
修正騒動
先にも書いたように、S2E14で名前と声優をもらった彼女であるが、その後iTunesで配信された当話では、斜視の修正(一部のみ修正忘れ)・声優の変更・レインボーダッシュが、彼女の名前を呼ばなくなった。といった修正が行われた。
これは、視聴者からの抗議があったためらしく、『彼女の名前の元になった「Derp」はガチャ目の人物を指す卑語であり、子供向けアニメにふさわしくない』というのが理由の一つとして考えられている。
(※「Derp」という単語はサウスパークから発生した特に何の意味のない造語という説があるので先入観によるものと思われるが)
修正騒動その後
修正騒動の発生により、彼女のその後の登場がなくなってしまうとまで騒がれたが、アニメーターの一人によれば「Derpyは今後もDerpyであり続け、DVDや本編での変更は無い」という主旨の発言がなされており、今後も変わらず登場し続けてる。
名前と声優についてはその後本編では触れられてないので、声優などはどちらになったかは不明とされていたが、後述のS5にて同じ声優であることが確定した。(声優本人によれば修正前当初はボーイッシュなキャラをイメージしてたそうで実際そうでもないことが判って録り直したとか)
S3(ラストを除く)からS4前半にかけてめっきり出演回数がなかったものの(エクエストリアガールズのスタッフロールに擬人化姿で登場)S4E10により満を持して再登場。
エクエストリア杯空中リレーチームの試験で怪我により参加できなくなったレインボーダッシュ(実際は引き抜かれそうになりポニーヴィル組とクラウズデール組どちらかを選べなくなったため怪我を装った)の代打として登場し、試験合格後には集合写真でメイン6ら(あと筋肉ポニー、バルクバイセップス)と一緒に写るなど準レギュラーと言ってよい程のおいしいポジションであった。
(このエピソードに視聴していたブロニーたちの反応は大騒ぎとなり、ダーピーが映ってるテレビの前でブロニーたちが発狂している画像が出回るほどであった)
その後も登場回数の勢いを取り戻すと同時にクローズアップも増え、S4E12ではチョコファウンテンに顔を突っ込むなど更にインパクトに磨きがかかった。
このことから、スタッフ達の中では解禁状態と言っていいだろう。
S5ではE4より登場。このときは、アップルブルームの悪夢だったためかガチャ目ではなかった。
MLP100話を記念するS5E9ではフルボイスで登場。声優は初回と同じくTabitha St. Germain氏があてていた。このときの彼女の喋りは修正後ないし二次創作により広まったイメージを踏襲したものであった。
マチルダとクランキーの結婚式の招待状を一日間違えて送ったために、今回の騒動の原因になってしまう。
二次創作を取り入れた回であったためか本編ではドクター・フーブスとの掛け合いが多く見られ、親密な間柄であることが窺える。
スタッフロールでは新たにMuffins(マフィンズ)の名前が与えられていたことが判明した。
S6E6ではスターライトグリマーの親友作りを企画したトワイライトの夕食会にDJ PON-3とクランキーともども連行され、マフィンにむしゃぶりついていた。
日本語版について
前述したように、日本語版では40話で「ダーピー」として登場し、クレジットにもしっかりと出ている。
しかし、映像は修正後の物が使用されており、上記の問題の影響を少なからず受けていると思われる。
ところが、本編開始10秒後のシーンには修正前のものが使用されている(斜視が修正されていない)。
ただ単に修正後の映像をそのまま使ったわけではなさそうだが、理由は不明である。
玩具について
Derpyの名はついていないものの、2012年コミコン限定モデルとしてついに玩具化された。
先述したように「Derpy」という単語は扱いに注意が必要な言葉であるため、商品名は「スペシャルエディション・ポニー」とぼかされていたものの、パッケージの箱には好物のマフィンのマークがあしらわれており、ファンには間違いなく彼女だと認識できるデザインとなっていた。
二次創作におけるDerpy
もともと二次創作が発祥であり、ほぼ上記のとおり。
同じく人気モブポニーのDr.フーヴス(Dr.Whooves)/現タイム・ターナー(Time Turner)と共に家庭を築き、配色デザインの類似から血縁者ではと考察されていた子馬モブポニーのディンキー・ドゥ(Dinky Doo)とその姉スパークラー(Sparkler)という二児を儲けているという設定もある。
関連イラスト
関連動画
ダーピーの「マフィン」
修正前と修正後のダーピー
原語版・日本語版のダーピー
ダーピーとピアノ(手書き)