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概要

銃で行える動作の一つで主にきちんと弾薬が装填されているかを確認するために行われる手法で銃のスライド、若しくはチャージングハンドルを弾薬が排莢しないように少しだけ引いて薬室を確認する行為のことで、プレスチェックとも呼ばれる。

敵から鹵獲した銃や他人の銃を借りて使用する際に弾薬が入ってるかを確認する場合にも使用される。

当たり前だが常にボルトが開けていて弾薬が見えているオープンボルトの銃で行うことはできない。構造によってはチャージングハンドル側に設けられた誤発射防止機構によって中途半端な位置にチャージングハンドルが固定されてしまってボルトが前進不可能となる場合もある。

国内ではジョン・ウィック2で拳銃を片手でチャンバーチェックするものが「ジョン・ウィックリロード」という通称で知られているが、劇中では一度スライドを引いてから片手で装填をチェックしており、こちらはリロードではない。

また「片手コッキング」と呼称される場合もあるが「コッキング」は撃鉄を下げる行為を意味する用語で親指で撃鉄を起こせばその時点である意味片手コッキングであり、薬室に弾が入っているかを確認するための行為をコッキングと呼ぶのも誤りである。

負傷や荷物の保持等で片手が使えないならともかく、基本的に片手でスライドを引き切る行為はそもそも実用性がなく、フィクションでの登場例も『CoD:BO』に登場したデュアルM1911ぐらいである。

チェックの為にスライドを後退させた事によってデコッキング機構が(ハンマーを安全に戻す機構)働いてしまいダブルアクションでの射撃を行う事になってしまったり、スライドを戻す際に戻し切れずに閉鎖不良となってしまう事があるといった問題もあり、プレスチェックの動作にもある程度練習が必要である。

グロック17のようなハンマーが露出していない銃ではスライド後端を叩いて閉鎖確認することを推奨する場合もある。

ちなみに上述のジョン・ウィックは片手でチャンバーチェックを行うのはキンバーウォーリアーでしか行っていない。

通常のチャンバーチェックは2以降の作品で手に入れたピストルで毎回行っている。(なお、流石に敵に囲まれた状態での戦闘ではする暇がないため、全てに行っているわけではない。)

スタイリッシュで見た目が良い為か映画ではジョン・ウィック以外の作品でも片手チャンバーチェックが演出で用いられることが多く、マトリックス等では二挺拳銃の装填を確認するために両手でチャンバーチェックを行う例もある。

エアソフトガンの場合は二重給弾、もしくは給弾不良を起こすため行うことは推奨されていない。やるならばスライドの可動がダミーのモデルで雰囲気だけを感じるかモデルガンの方がいいだろう。

チャンバーチェックはいらない?

  • 私はプロフェッショナルなので装填状況は常に把握している

→誤射で恋人を撃ち殺した彼も、空の銃をカチカチと鳴らして恥をかいた彼女も、きっと装填状況を把握していたつもりだったことだろう。人間の記憶は当てにならない。

  • チャンバーチェックをするとエキストラクターが外れてしまうかもしれない

→実際に使用する前に不良が発見できたということだ。速やかにエキストラクターを交換するべきである。

  • ローディングインジケーターがある

→あの手の小さな部品はしばしば固着して役に立たなくなるし、構造によっては確認が非常にしづらい。

新しいマガジンを装填してスライドを引いた直後のような確実に装填したとわかっている状況でのチャンバーチェックは不要とされているが、それでも万が一に備えてスライド後端を叩いて前進させる行為等は必要である。

自動小銃やボルトアクションライフル等の場合、ボルトを最後まで引き切って装填をしたつもりでも不足であったために装填がされていない、という事が度々起きており、装填した直後であってもチャンバーチェックは行った方が良いと言われる事もある。

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ボルトフォアードアシスト:チャージングハンドルとボルトが閉鎖方向では連動していない銃ではチャンバーチェック時にこれが無いと閉鎖不良となる

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