チャーチル・クロコダイル
ちゃーちるくろこだいる
チャーチル・クロコダイルとは、簡単に言えばチャーチルMk.VIIに火炎放射器を乗っけた物である。
武装、装甲はチャーチルMk.VII(以降Mk.VII)とほとんど一緒。知りたい人はチャーチル歩兵戦車の記事へ。
武装
Mk.VIIと違うところは、車体前方機銃を取って、代わりに火炎放射器を設置したところ、そして、後ろに火炎放射用の燃料を積んだトレーラーを引いているところである。この火炎放射器から出る炎の射程は100mにも及ぶ。
(英国面を期待した英国紳士諸君には残念なお知らせだが)上記したように、火炎放射器はあくまで車体前方機銃のあった頃に火炎放射器を積んだため、主砲は普通に撃てる。また、引いている燃料タンクを積んだトレーラーはもちろん弱点と言えるだろうが、ヤバそうな時はそのトレーラーを車体から切り離し、自車両の爆散の危険を回避することができた。
そうすると火炎放射はいずれ使えなくなるが、上記したように主砲は打てるため、対戦車戦は続行できる。(紳士諸君は、火炎放射はほとんど前にしか放てない、爆散を回避したら対人能力が減ってしまうと考えて、満足してください。そこ足りないとかいうな)
結果
本車の主な役割は、塹壕や建物にいる敵を炙り出したりする、いわば対人であり、その際に使用された炎によって地獄絵図を作り出したため、本車は恐怖の対象となった。そのため、本車を見ただけで逃げ出す兵や、降伏した兵が少なからずいたという。
しかし、同時に憎悪の対象にもなった。そのため、本車が戦闘能力の有無にかかわらず走行不能などのトラブルに陥ったりしてしまった場合は、搭乗員は車内から引きずり出されて嬲り殺しにされることもあった。なので、本車への搭乗を嫌がるイギリス兵も数多くいたとされる。
登場作品
連合国側の分隊長が支援要請することによって使用が可能となる車両である。
本ゲームにおいて、本車はMk.VIIに比べて硬く、主砲の弾速・ダメージが少し強くなっている。さらに主砲に関して言ってしまえば、なんと衝撃ダメージがティーガーの対戦車榴弾と同じダメージとなっており、弾速はほぼ二倍、さらに爆発範囲も大きく、弾道落下もほとんどなく、弾数も多い、という他のほぼ全ての戦車砲のほぼ上位互換のような主砲性能となっている。
火炎放射器が本車の目玉だが、なんの考えもなしに炎を発射していると炎のせいで敵に場所がバレる、操縦席にいる人の迷惑になるのでおきおつけを。
ちなみにしっかりと燃料タンクを牽引しているのだが、なんらかの拍子に外れてしまっても火炎放射攻撃含め、全ての機能に支障はない。
イギリス戦車の中でチャーチルから改造された火炎放射戦車と聞かれたら大半の人はクロコダイルを思い出すだろう。ただ、もう一種類チャーチルから改造された火炎放射がいる。それがこのチャーチル・オークである。
実戦
ディエップの戦い(ジュビリー作戦)に3輌参戦。揚陸艦ごと沈められ、全車未帰還。ちくせう