解説
スクールアイドル界の頂点に立つ存在と言われながら、その人となりが謎に包まれていたA-RISEのメンバーたち。しかしアニメ第2期3話「ユメノトビラ」に、満を持して登場。
リーダーの綺羅ツバサは、μ'sのリーダーであった高坂穂乃果とラブライバーを前に、その秘密のヴェールを脱いだのであった。
迫り来る第2回ラブライブ!地区予選のスタートを飾るステージを求める道すがら、ふと秋葉原のUTX学院前に辿りついたμ'sの面々。A-RISEによる新曲完成の知らせに多くのファンたちが沸きかえる中、穂乃果の目の前に、ひょっこりと姿を見せた存在があった。全スクールアイドルの頂点に立つ、UTX学院のスクールアイドルA-RISEのリーダー、綺羅ツバサその人である。
まるで運命の人がヒロインを異世界へと誘う少女漫画の展開そのままに、ツバサは穂乃果の手を引き、UTX学院内へと連れて行く。そう、それは穂乃果が、一つの世界の中で圧倒的に大きな存在であった彼女が、たった一人の少女に戻ったような、そんな瞬間であった。そして、A-RISEとの邂逅を果たしたμ'sのメンバーは、「貴女達をずっとライバルだと思っていた」という衝撃的な事実をツバサ達に告げられることになるのである。
しかし、穂乃果はツバサ率いるA-RISEからの挑戦を、なんら臆せず堂々と受け取った。UTXのステージを提供するという申し出にも、即座に応じる。
そしてお互いの健闘を誓い合い始まった予選本番で、A-RISEの圧倒的パフォーマンスを目の前に見せつけられ、自信を揺らがせたμ'sのメンバーを鼓舞したのも穂乃果であった。少女漫画的展開の次は、少年漫画のようなよきライバル関係へとその姿を変える。そんなグラデイションもまた、このカップリングのスリリングな面白さや萌えに繋がっていくのであろう。→ほのツバ
不真面目な解説
※注意:この段ではネタ要素としての「ツバほの」を軸に解説します。そのため解説自体にもネタ要素を含みますのでご了承ください。
要約:殺伐としたラブライブ!ほのカップリング界にツバサ様が!
その太陽の様なスマイルとリーダーシップで幼なじみやら上級生やら下級生やらをイチコロにしてきた穂乃果。
そのカップリング相手にふさわしいのは誰か、多くのラブライバーが頭を悩ませ、時には己の作品で、あるいは言葉で、さまざまな可能性を提示し、ぶつけ合い、覇権を争ったり争わなかったりした。
そんな混沌の中、アニメ第2期3話で、またも新たな可能性が浮上してしまった。
アニメ第1期ではその正体や人柄も謎のままだったA-RISEのリーダー、綺羅ツバサの登場がその転機だったのである。
新曲完成の知らせに黄色い歓声で答えるファン達のなかから、迷いなく穂乃果を見つけ、少女マンガよろしく彼女の手を引っ張ってUTX学院へご案内。おまけに「ずっとあなた(たち)のことを見ていた」という愛の言葉を贈るという有様。そのカリスマでもって、惜しみなく穂乃果へと愛を注ぐツバサ様の姿に一部の百合ライバーは突如「ツバほの」の可能性を感じ、ある者はアライザーに転向し、またある者は立派なキマシタワーを建てたのであった。
「ツバサにある意味翻弄される穂乃果と、その翻弄に負けまいと押し返す穂乃果の両面が楽しめる、一粒で二度おいしいライバル・カップリング」あるいは「あの穂乃果が受けに回る珍しいカップリング」として、業界に新たな風を巻き起こしているとかいないとか。
果たして穂乃果の運命はいかに。
…もっとも、ツバサ様は単なるスーパーほのキチ、というギャグ漫画的見方もあるようだが。
(注:過剰なネタ化は争いの元にもなりますので、用法・用量を守って適度にすることをお勧めします)