CV:田村奈央(Echoes/ヒーローズ)
クラス:聖女
概要
外伝
リゲル城に仕える緑髪のシスター。漂流してきた記憶喪失の青年ジークを介抱し、彼と恋仲になった。台詞が加入時と死亡時しかないので人柄を把握するのは難しいが、丁寧な口調で淑やかな印象の女性である。ジークのことは「ジーク」とも「ジークさま」とも呼んでいる。
ジークを牽制するためにリゲル帝国の将軍・ジェロームと結託したドーマ教団の妖術師ヌイババに捕らわれて監禁されてしまうが、アルム軍によって解放される。その後、ジークと共にアルム軍に参加することになる。
なお、救い出す前にジェロームと開戦すると(ジークの生死に拘わらず)姿を消してしまう。
ちなみに顔グラフィックは前作の重要人物と似た構図の横顔(前作と本作を合わせても顔グラが横顔の女性はこの2人のみ)だが、使い回しではない。
とはいえ、ジークの性質上彼女に似ていることの意味は大きかった。
ジークを心から愛しており、記憶が戻ることへの不安を口にしている。
彼の生死によって後日談が変化し、生存するとジークの記憶が戻ることを恐れながらも彼と幸せに暮らすことになる。死亡するとショックで髪をおろしてしまう。
Echoes
「リゲルの村」にある孤児院の出身。育ててくれたシスターに影響されて同じ道に進み、教会で働いている。
外伝からハッキリとデザインコンセプトの変更が見られるキャラで、設定上の理由で前作の重要人物に似せていた外伝に対して、こんどはその後の設定変更を意識してかそれと逆のタイプのキャラになり、全体的にゆるゆるふわふわした姿になっている。
仲間になる経緯は変わっていないが、「外伝」と違い、包容力溢れた優しい性格だが、少々ドジっ娘な一面もあり、総じて頭のネジが緩いと形容すべき性格になっている。
結果から言えばジークもその性格に救われる結果となった。
仲間になる際にアルムから、(ジークを助けてほしいと言われても)敵国の将軍となっているジークと戦場で出会えば戦わないわけには、という原作でも思った人がいるであろうツッコミがされたが、それに対しては悩むこともなくジークはそんな人じゃないと回答している。
本作では彼女がジークを海岸で救助した時の回想シーンを見る事ができる。
ジークが口にした誰かの名前を「ジークの家族の名前」だと推測し、連絡を取る事も考えたティータだったが、彼が記憶喪失のためにそれが出来ず、2人で焦燥する様子、ジークの心身の傷を癒す決心等が詳細に語られている。
義務やら忠義やらのしがらみでガチガチになっているジークと、そんなことは気にせず優しく答えるティータの対比は外伝のそれとは異なるもので、ジークがこちら側に残った新たな理由付けとなっている。
エンディングは原作同様ジークの生死で変化するが、どちらにも紋章の謎を意識した追加がされている。
ジークが生きている場合は、原作のエピローグの後で、ジークと一時離れることがあっても、最後に帰るのはいつも彼女のもとだった。
という、彼女の心配は最後の最後まで杞憂だったことと、紋章の謎を既プレイならジークはアカネイアに行った後でちゃんと帰ってきたと解る文章が追加される。
ジーク死亡時は、修道院に籠って祈りを捧げ続けていたが、それを見かねた旧友の一人に熱心に口説かれていっしょになった、となっている。他の男と結婚したと語られるゲームキャラとしては異例と言えるエピローグとなる。
彼女は謂わば、セリカにおけるカタリナと呼べるポジションに近く『愛する人と幸せになる』事が公式における正史となっているキャラである。
ユニット性能
外伝
まず初期で「リブロー」を使える点が大きい。
そして何より、全軍で彼女だけが覚える「リザーブ」は味方全員を回復できるため、FE史上最強と言って差し支えない回復能力を持ち、以後の攻略で不可欠。
一部の敵が使う強烈な全体攻撃魔法への対処はこの「リザーブ」なくしては難しい。加入したら「おそれざんのほこら」のマミーを倒し、LV4を目指そう。
逆に、自軍の魔法系で唯一「リカバー」が使用できないので小回りが利かない点には注意。
また、成長がシスター系としては類を見ないタイプで、HPと守備に特化した成長。守備の初期値が3なのが厳しいが、「天使の指輪」を持たせて育成すれば、物理・魔法共に受けられる壁役に育つ……かもしれない。
Echoes
今作でもその強さは健在で、魔力/2の範囲の全員を回復する専用白魔法「リザーブ」による回復役として、追加されたクリア後の高難易度マップでもさらなる活躍をしてくれる。
成長率の傾向が魔力重視になり、かなり脆くなったため攻撃にさらされないように注意が必要。ただし、自軍最高の魔防は今作でも健在。
一応、「村人のフォーク」を用いてレベルアップ回数を増やせば、その紙装甲を補強することは可能。立ち回り上、かなり重要なキャラクターなので、「村人のフォーク」の優先度はそれなりに高い。
28歳?
外伝・エコーズでは、キャラの年齢は公開されておらず、ゲーム中にも設定資料集にも存在しない。だが、何故か日本では、ティータに関して28歳であると言う説がまことしやかに語られている。
この情報ソース元は、海外の解析サイト。実はエコーズには、内部データとして年齢が存在している。そのデータによればティータは21歳と明記されているのだ。……あれ?
そう、内部データによるティータの年齢は21歳。どうやら、掲載サイトか日本にそれを伝えたユーザーが、マチルダの年齢と混同したらしい。ティータが28歳と言うのは完全に誤りである。
また、その内部データに関しても、一部キャラ(ティータも含む)のプロフィールが欠落しているなど、不完全な部分が多い。そのため、このデータが決定稿であるのかボツ設定であるのかは明かされていない。
ソース:解析サイト
ヒーローズ
献身の聖女 ティータ
「私、ティータよ。
そそっかしいってよく言われるけど
失敗しないようにがんばるね!」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | ブラーラビット+ |
補助 | 献身 |
A | 飛燕明鏡の構え2 |
C | 攻撃の開放3 |
2021年6月から登場。こちらでも同月に登場するジークと同時の実装となった。
第5部後半開始のミッション報酬として★5のものが2体配布され、6月末の伝承英雄召喚からは★3-4枠として追加される。
ラビット系魔法はヒーローズ初登場。その効果は以前に登場した水着シルヴァンのメロンフロートと同じで各ターンの戦闘で一度だけ戦闘中、攻撃魔防+5かつ、戦闘後にHPが7回復する。属性こそ違うが効果はレギュラー入りとなった。
献身で自分のHP減少と引き換えに味方を回復させたり、攻撃の最も高い味方の攻撃を更に高める等サポートに特化している一方、魔法相手との戦いに長けている。能力値もEchoes準処で攻撃がわりと高い設定。
ただ、守備力が極めて低く、斧相手はもとより槍や弓などでも一発で昇天しかねない程の為、物理系敵の射程内には入らないようにしたいところ。