概要
主人公の同級生の一人で、決闘とダンスが得意。主人公とメルーラ・スナイドに決闘を教授する。
人物
褐色肌で茶髪のラテン系の少年。白のインナーに上下ジーンズ、黄色と薄黄色の太ボーダーのマフラーを巻いている。
フレンドリーで親切な人物。とても情熱的な性格で、メルーラから主人公を紹介されて早々口説いている。軟派なディエゴと困惑している主人公のやり取りを見て、メルーラは「ローブを脱ぎ出したりしないでよね、女誑し」とうんざりした顔で言った。
メルーラにはいつ頃からかは不明だが5年生以前から決闘術を教えていた。夏季休暇の間にレッスンを頼まれることもあったらしい。決闘の腕はたしかであり、メルーラも彼の技量の高さは認めている。
主人公にも惜しみなく決闘術を教えた。他人を助けることや、自分の技術や知識を示すことに喜びを感じているようだ。メルーラと主人公、どちらも贔屓することはなく、公平に技を教授した。
決闘という一種のスポーツは好きであっても実際の人との争いを好みはせず、むしろ仲良くすることが重要だったのだろう。
またディエゴは密かな努力家であり、ある時の会話でディエゴは、決闘の技術を向上させるために魔法動物を相手にした狩猟や決闘術も学んでいることを何気なく明かした。
幼い頃は人見知りな性格で友達も少なかったが、ディエゴの父親が息子に自信を付けさせるために勧めたダンスを習うことでそれらを克服できた。
ただその代償か時折自分が自信過剰になっていることは本人も自覚しているようだ。
祖父も決闘士であり、キャプラン家において決闘は何世代にも受け継がれる大事な伝統で、口論を解決させる手段であり、溜まった苛立ちを解消する方法だった。
名前
Diego(ディエゴ)はスペイン語圏の名前。聖ヤコブ、Sant Yago(サンディエゴ)からの変種である。
Caplanはラテン語に由来する姓で、語源は「capellanus」または「cappellanus」、聖マルチノ(ツール)司教の聖なるマント(cappaまたはcapella)を守るために任命された人に与えられた役職である。
ちなみに喜劇王チャップリンの姓も、もとはキャプランと同じ。