CV:江越彬紀
人物像
鉄華団の会計担当であり、ナディ・雪之丞・カッサパやメリビット・ステープルトンと共に、鉄華団に所属する数少ない大人である。
元々は、火星の民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)」で、会計を担当していた社員。
オルガ・イツカたちが会社に反旗を翻して、CGSを乗っ取った時、他の兵士と共に少年兵たちの捕虜となる。オルガが「自分たちの下で働くか、ここから出ていくか選べ」と捕虜たちに選択を迫った時は「俺は出ていく方で……」と恐る恐る切り出したが、会計能力に目をつけたビスケット・グリフォンから「あなたにはちょっと残ってもらいます」と言われてしまう。結局、トド・ミルコネンと共に、半ば無理矢理に鉄華団に入ることとなった。
ほぼ強制ではあったが、他に行くところもなかったらしく、また柔和な性格でもあったため、「鉄華団」に馴染んでいく。CGSの少年兵に対する乱暴な扱いには眉をひそめていたようだが、「時代のせいだ」という理由で自分を納得させていた。しかし、自分たちの力で次々と苦難を切り開く鉄華団を見ているうちに、少年たちを尊敬していくようになる。
真面目で確実な仕事ぶりと、少年たちにも真摯に接する態度もあってか、オルガからは信頼されているようで、「デクスターさん」とさん付けで呼ばれている。
雪之丞、メリビットと共に最後まで鉄華団に残り、彼らと生きる選択をする。
鉄華団の口座が凍結された際にはあらかじめ別口にプールしておいた資金を用意し、メンバーの脱出に寄与、トンネル脱出の際にはメリビットら先頭グループと行動を共にする。
全てが終わった後は名を変え、アドモス商会に入社。以前からの同社古参であるククビータ・ウーグと共に商会を任されている。