概要
CV:てらそままさき
『冥府の門』九鬼門の一人であるゼレフ書の悪魔。通称晦冥のトラフザー。赤褐色の皮膚で覆われた魚人型の悪魔で、九鬼門で最も高い防御力と、見た目に違わぬ水中戦の強さを有する。
外見は非人間的であるがキョウカやジャッカルのように人を甚振ることに興味はなく、任務遂行を何よりも大切にする硬派な性格。タルタロスしいては九鬼門では珍しく、武人肌ではあるが人間に対しては情け容赦ない。
「喜び」発動後はテンペスターと共にエーテリアスフォームに変身し、妖精の尻尾を迎え撃つも、レビィ・マクガーデンの協力を受けたガジル・レッドフォックスの鋼の力の前には及ばず撃破された。
呪法
天地晦冥(てんちかいめい)
炭素系の猛毒を含んだ黒水を召喚し、周囲を水浸しにする。相手を押し流す・溺れさせるといった通常の水魔法に加え、常人ならば浮いているだけで5分で息絶える程の毒も含まれているためタチが悪い。勿論これらの環境はトラフザーにとっては鬼に金棒であり、文字通り水を得た魚と化す。
ただし、裏を返せば不純物だらけの水でもあるため、非常によく電気を通す。アニメ版においては、残った水たまりをラクサスに利用され、テンペスター敗北の間接的な原因となってしまった。
技
- ディープインパクト
パンチの容量で拳から強力な破壊エネルギーを放つ。打撃と組み合わることでモード鉄影竜のガジルにも大ダメージを与えるほどの威力になる。
エーテリアスフォーム
人間を一掴みにするほどの巨体に変貌を遂げ、全身はフジツボ型の鎧で覆われる。ただでさえ硬い上に、この形態になると硬度を任意で上昇させることも可能で、ガジルの鉄拳(文字通りの意味)ですら逆に潰してしまうほど。
余談だが、鉄は炭素を含みすぎると銑鉄になって余計にモロくなるので、ガジルは炭素をバカ食いしたわけではなく純鉄(炭素濃度0.0218%以下)と銑鉄(炭素濃度2.14%以上)の中間をうまく調合したものと思われる。