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ドグラ・マグラ(機械獣)

きかいじゅうどぐらまぐら

機械獣ドグラ・マグラは、「マジンガーZ」に登場した、二身一体の機械獣である。
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概要編集

『マジンガーZ』に登場するDr.ヘル一味「地下帝国」が運用するロボット兵器「機械獣」の一体。

 ジャンプに連載されたマンガ版に登場した他、「激マン!マジンガーZ編」にもディテールアップされ登場。

 テレビアニメ版には未登場だが、後年になって『真マジンガー 衝撃!Z編』に、機械獣あしゅら男爵に偽装して登場。


 二身一体の機械獣で、両面宿儺またはシャム双生児のように、二体の機械獣が背中合わせに合体している(頭部も、後頭部で合体している)。

 ドグラS1とマグラF2の二体に、自在に分離することが可能。攻撃されても、分離してそれを回避し、再び合体して反撃するなど、変則的な戦闘が可能。

 また、合体した状態では四足になり、胴体下部のノズルを噴射させての飛行が可能。この時点でのマジンガーZはまだスクランダーも無く、飛行能力も無かったため、苦戦した。

 真マジンガーでは、分離した後にZを挟み込んで、電流を流して攻撃した。


ドグラS1編集

 ドグラ・マグラの半身を構成する機械獣。鳴き声は『クェーッ』。

 昆虫の複眼のような巨大な両目と、細い手足を有する。両腕には合計16本近くの細長いスパイクが、直角についている(一見すると櫛に見える)。このスパイクはそれぞれナパームとなっており、これでZを攻撃した。

マグラF2編集

 同じく、ドグラ・マグラの半身を構成する機械獣。鳴き声は『ブォーン』。

 手足はドグラS1より太め。顔もドグラS1よりロボットに近い。

 両腕は、太い一本のスパイクになっている。


劇中での活躍(少年ジャンプ連載マンガ版)編集

 機械獣ガラダK7をマジンガーZに倒されたあしゅら男爵は、ドクターヘルの命令でマジンガーZを強奪する事に。まず手始めに、甲児とシローの新たな住居に鉄仮面兵士を差し向けるが、暗黒寺警部により失敗。

 続いて、機械獣ドグラ・マグラを出撃させ、甲児の家を襲撃する。

 甲児は自宅からホバーパイルダーで光子科学研究所に向かい、マジンガーZとパイルダーオン。ドグラ・マグラと交戦する。

 殴り掛かるZに対し、一身二体のドグラ・マグラは分離してかわす。逆に、高所からZを地面に叩き付けたドグラ・マグラ。その衝撃で甲児は気絶してしまう。

 しかし、駆けつけたさやかのアフロダイAに引き付けられているうちに、甲児は意識を取り戻す。分離したドグラ・マグラだが、ZはマグラF2を踏みつぶして破壊。残るドグラS1も、ブレストファイヤーを受けて破壊されるのだった。


「激マン!マジンガーZ編」編集

 ディテールアップされたものが登場。

 後頭部で合体していたジャンプ版とは異なり、頭部はあしゅら男爵のように左右の顔で合体しており、分離時は半面となる。


真マジンガー 衝撃!Z編編集

 24話に登場。

 分離し、Zをトゲとともに挟み込んで電流を流して攻撃した。

 甲児と決闘するために出現した機械獣あしゅら男爵だったが、実はそれは偽装していたドグラ・マグラだった。


関連項目編集

機械獣あしゅら男爵

機械獣アシュラーP1:「マジンガーZ/INFINITY」に登場。左右に分離し、Zを挟み込んで攻撃するといった、ドグラ・マグラを彷彿とした攻撃を行う。


ドグラ・マグラ:夢野久作の小説。名前の元ネタと思われる。

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