プロフィール
概要
漫画『進撃の巨人』の登場人物。
壁内の治安を守る憲兵団師団長。「腐りきった憲兵団」のトップだが、正確には表のトップ。
5巻の初登場時はそこそこ歳がいってそうなくたびれたおっさん感があったが、8巻登場時はモブ感が少し薄れて調査兵団団長・エルヴィン・スミスと歳が近そうに見える程度には若返っていた。
エレンの処遇を決める兵法会議では、エレンを生体解剖ののちに速やかに処分するべきであると提案している。
これは保守的な中央の有力者に対しエレンを英雄視する民衆や商会関係者たちの反発が高まって内乱による領土争いが起こることを未然に防ぐためであり、内地の秩序を司る憲兵団のトップとしては至当な判断であるといえる。
その後、調査兵団が壁外調査に失敗した際、その責任のためにエレンを引き渡しされる時は、エレンの護送を仕切っていた。
仕事上、エルヴィンとは対立しやすいがナイルは訓練兵時代エルヴィンと同期であり、調査兵団を共に志す仲であった。しかし結果的にエルヴィンを裏切る形になってしまったのにはちゃんと訳がある。行きつけの酒場で恋をした女性マリーを守る為である。死と常に隣り合わせの調査兵団の所属を断念するのは妥当な判断と言えるだろう。現在子供は2人。妻のマリーは3人目を身籠っているとのこと。
4年後のマーレ編では兵団に何の相談もなく突如、婚礼もなしに妊娠したヒストリア女王の夫とされる男の身辺調査を行い、かつてヒストリアが住んでいたレイス家領地近くの少年であり、ヒストリアがそれに気づいて恋仲になった、と推察していた。
その時、他の憲兵団幹部との会合で飲んでいたワインがジークの脊髄液入りワインだったため、シガンシナ区がマーレ軍に襲撃された際にジークの叫びによって巨人化。無垢の巨人となり避難途中のカヤに襲いかかったところを、駆けつけたガビに対巨人ライフルで撃たれ死亡した。
なお、巨人化直前に同じく脊髄液を口にして隔離されていたファルコを気にかけ、彼を民家へ拘束すると偽り、敵であるはずのコルトとガビに引き渡していた。