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概要編集

光岡自動車ホンダへ正式にベース車両の直接提供を申し入れ、車両販売契約を締結したことで誕生した。


初代のベースは7代目アコード。ヘッドランプは丸形4灯、リアコンビランプは左右をつなげたU字形に変更され、各所にメッキ仕上げの装飾部品を配している。リアコンビランプは専用設計で、そのノウハウはオロチにも生かされている。車体色や内装、各装備の名称などもアコードに準じたものとなっているが、ヌエラのみの専用外板色として、ディープグリーンパールが設定されていた。


発売以来、その存在感や希少性で一定の人気を集めたが、ベース車の生産中止に伴い販売も休止された。


2代目はベースモデルを3ナンバーサイズのアコードから5ナンバーサイズのトヨタカローラアクシオ(初代)/カローラフィールダー(2代目)に変更。ボディサイズも先代のヌエラより235mm短く、65mm狭くなった。


車名は「ニューエラ(New era)」つまり「新時代」という英語から来ている。


モデル編集

初代編集

2003年に開催された第37回東京モーターショーに参考出品された後、2004年に光岡がホンダと車両販売契約を締結し発売。


グレードは24LX・24ST・20LX・20STが用意された。エンジンはベースとなるホンダアコードに搭載される2.4L(200ps)と2.0L(152ps)直4i-VTECを搭載し、トランスミッションは5速AT。駆動方式はFFだが、20ST・20LXには4WDも用意されている。運転席・助手席エアバッグ・EBD(各輪独立制御)付ABS+ブレーキアシスト・VSA(24LXのみ)を標準装備。


キャッチコピーは「NOUERA ヌエラのある生活。」


2008年アコードの年内のモデルチェンジを控え2月中旬を以て受注を終了。

同社が展開している認定中古車制度では、かつて良質なアコードユーロRの中古車を用いて「ヌエラユーロR」が製作・販売されたことがあった。また良質なアコードワゴンの中古車を使用して「ヌエラワゴン」も製作・販売されていたが、フロントビューがセダンと同様なのに対しリアビューはベース車のアコードワゴンとの差異が少ない物となっている。


2代目編集

2008年7月10日発表。先代の販売終了から約5ヶ月の期間を経て登場。車名を“NOUERA 6-02”(ヌエラ ロクゼロニイ)に改称した。ベースを先代のアコードからガリュー2-04同様、カローラルミオン(E150N型)を除く10代目カローラシリーズに変更された。ボディ形態は初代カローラアクシオ(E140型)ベースのセダン、2代目カローラフィールダー(E140G型)ベースのステーションワゴンモデルのヌエラ6-02ワゴンが販売された。なお、光岡のラインナップにステーションワゴンが加わるのは2代目プリメーラベースの初代リョーガ以来である。

先代の高級感あるデザインを引き継ぎながらも、兄弟車種であるガリュー2-04のコンパクトさや、環境に配慮した性能をも取り込み両立した。

先代同様、それぞれの部位にハンドメイドならではの複雑かつ大胆な曲面を採り入れた独特のデザインを有している。


キャッチコピーは「人にもっと、心ゆたかな人生を。」


完全受注生産のため納期は約3ヶ月を要する。

初代と同様に、セダンのリアビューはガリュー2-04とほぼ共通のデザインを用いている一方でワゴンのリアビューはオーナメントの違いを除き、ベースの2代目フィールダーからほとんど変わっておらず、かなり違和感があるとの意見も見られる。


2012年5月ベース車の生産・販売終了にともなって新車の生産・販売終了。その後、認定中古車の生産・販売が2015年末まで行われていた。

なお、認定中古車制度ではワゴンモデルにおいてガリューのようなテールランプとなっている個体も生産されたことがある。


関連タグ編集

光岡自動車

アコード カローラアクシオ カローラフィールダー‐ベース車

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