概要
『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場する、地球連邦所属のソビエト連邦製宇宙戦艦。名前の由来はロシア及びソ連の駆逐艦ノーウィック(Новик。ちなみにこの単語の日本語表記は他にもノヴィク、ノビック、ノーヴィク、ノヴィークなどたくさんある)と思われる。もしくは日露戦争時代の巡洋艦の方かもしれない。
水上艦のイメージを強く残す宇宙戦艦ヤマトシリーズの艦船としては珍しく、ロケットまんまの見た目をしている。艦橋の類は見当たらない。艦体色は赤と白のツートンカラー。
最大の特徴は、その見た目の通り垂直打ち上げ式であること。
ヤマトシリーズの地球はヤマト以前ですら水平状態で浮上する宇宙艦を実現していたのにもかかわらず、今更このような形態をとっている理由は不明。同作第1話に登場する太陽観光船も垂直打ち上げ式になっているので、何かメリットがあるのかもしれない(「宇宙港のスペース削減のため」と考察している本もある)。
武装面では、大小様々な砲塔が艦を取り巻くように装備されている。
艦首は設定画が艦を真横から映すアングルである関係上、詳細な形状は不明となっており、波動砲のような砲口があるのかどうかさえ不明(ファンによる二次創作では波動砲を装備しているとされることもある)。
太陽の核融合異常増進によって地球が居住不能になりかけているという非常事態に、地球連邦政府が打ち立てた移住可能惑星の探査計画。その探査船隊に護衛として同行した艦の一隻が本艦である。
劇中では宇宙港にいる姿が1カット映るだけで、それ以降の出番は無いため詳しい動向は不明。ただし「ヨーロッパの探査船隊やアフリカの探査船隊が(ボラー連邦に)やられた」という台詞があることから、このどちらかの護衛についていた場合、ボラー艦隊に襲撃され、最悪撃沈された可能性もある(「襲われた」ではなく「やられた」という言い回しな辺り、少なくとも探査継続は不可能になった可能性が高い)。南米所属の船隊は一切語られないため、その護衛だった場合はひょっとすると探査を終えて無事帰還できたかもしれない。
余談
Новикという艦名を持つ艦は「宇宙戦艦ヤマト2199」シリーズでも登場しており、『「宇宙戦艦ヤマト」という時代』にて描かれた第二次火星沖海戦で磯風型突撃宇宙駆逐艦として参戦している。
関連イラスト
関連タグ
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