概要
声優:中野聖子
『宇宙戦艦ヤマトIII』に登場するキャラクター。
佐渡酒造の部下の看護婦。ウェーブのかかった茶髪にややぽっちゃりした体形が特徴。服装は森雪のようなぴっちりスーツではなく、ナース服である。
それまでのヤマトの女性クルーは(第一作で無かったことにされたモブ娘たちを除けば)森雪やサーシャといったメインヒロインを紅一点として乗せているだけだったが、本作では女性クルーを増員。その代表格として登場したのが彼女である。
しかし、バーナード星において保護した開拓民の女性を警備艇で地球に送り届けることになり、折しもガルマン・ガミラス帝国との戦闘で航海の危険性が高まっていたため、女性クルーも退艦させて一緒に送り返すことになった。
結局、意地で残留した森雪を除く全女性クルーが退艦。もちろん京塚も退艦し、以降は再登場することもなくそのまま物語から退場することとなった。
初登場は第2話で、退場したのは第9話。登場したのは数話しかなく、時間も合計3分にも満たない。そもそもアップで映ったのは1カットだけで、台詞も第2話の「よろしく」と第5話の「は、はい」くらいしかない。正直言って出番だけ見ると影は薄いキャラである。
しかし、当時のヤマト作品群でヒロインでない女性クルーキャラといえば彼女だけだったため、そういう点では非常に特徴的で、知る人ぞ知るキャラといった感じだった。
同じ作品で初登場した他のクルーが『宇宙戦艦ヤマト完結編』でわずかではあるが再登場する中でも彼女は登場しておらず、完全に忘れ去られていたのだが、『宇宙戦艦ヤマト復活篇』の前日談として連載された『アクエリアス・アルゴリズム』において数十年ぶりに再登場。ある人物と結婚していたことが明かされた。
なお、『宇宙戦艦ヤマト2199』では笠原真希というキャラが登場するのだが、ぽっちゃりではないものの髪型が似ているうえ、所属も衛生科(佐渡の部下)だったため、名前が判明するまでは京塚をファンサービスで登場させたのではないかと言われていた。実際デザインモチーフにした可能性は未だ否定されていない(まあだったら普通に京塚と名付けそうだし、ファーストガンダムの看護兵マサキが元ネタである可能性の方が有力だが)。
『宇宙戦艦ヤマト2205』では京塚みや子として大幅にリニューアルされて登場する。