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ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン

はんすえどあるどべるげんぐりゅーん

ハンス・エドアルド・ベルゲングリューン(Hans Eduard Bergenglün)とは、小説『銀河英雄伝説』の登場人物である。
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「真の名将、か……」


概要編集

cv:田中亮一


銀河帝国に所属する軍人で、最終階級は大将。ジークフリード・キルヒアイスオスカー・フォン・ロイエンタールに幕僚として仕えた人物である。


初登場時はマクシミリアン・フォン・カストロプ公爵征討作戦を任されたキルヒアイスの幕僚を務めているが(当時階級は大佐)、最初の頃は彼を『ローエングラム侯の付録でしかない』と辛辣な態度で接していた(OVA版では公務中に飲酒までしていた)。しかしカストロプ公を制圧した手腕とその後の清廉さを目の当たりにした事で、キルヒアイスを認めて名実共に彼の部下となった。

その後も同盟による帝国領侵攻作戦、貴族連合との間に勃発したリップシュタット戦役でも同僚のフォルカー・アクセル・フォン・ビューローと共にキルヒアイスの幕僚として尽力したが、リップシュタット戦役の終結後にキルヒアイスは落命してしまう。


その後はロイエンタールの主席幕僚として彼の部下となり、最終的に新領土軍事査閲監、ロイエンタール軍副司令官としてロイエンタールを支え続けた。


人物編集

頬から顎にかけて赤茶色の髭を蓄えた大男で、生真面目で鋭角的に引き締まった顔立ちをしている。また知性は充分ながらも気質的に行動する傾向があり、国家や皇帝以上に自分の認めた人物に強い忠誠を尽くすタイプの軍人である。

また軍人としての能力は高く、ロイエンタールの下でという条件付きながらラインハルトの直属艦隊を動かしたり、ロイエンタール軍(艦艇35,800隻、将兵5,226,400人)の副将的な立場となっている。部下として、ロイエンタールから人格的にも能力的にも最大の信頼を寄せられ、「得がたい男」「補佐役となって以来無用な言を聞かされた事は無い」等、高評価されている。


ただ、気に入らない人物に対しては階級の差に関係なく痛烈に批判しており、特にキルヒアイスの死の一端を担ってしまったオーベルシュタインには並ならぬ反感を抱いていた。


最期編集

ロイエンタールの反乱の際にはロイエンタールを説得するも意志を変えさせることは叶わず、そのまま彼の指揮下に入る。しかしロイエンタールは戦いの中で味方の裏切りに遭い、還らぬ人となってしまう。


二度にわたって敬愛する上官を喪ったベルゲングリューンは、最期は皇帝にこれでもかというほどの非難(最も痛烈な皇帝批判、とまで言われる)を残したまま自ら頭を撃ち抜いて自殺してしまった。

なお、死後ロイエンタールをも裏切った罪で階級剥奪の上、自裁を命じられたグリルパルツァーと違い、ロイエンタールに最後まで尽くした幕僚に対してラインハルトは階級を奪うことはなかった。


「ビューロー、皇帝陛下にお伝えしてくれ。忠臣名将をあいついで失われ、さぞご寂寥のことでしょう、次はミッターマイヤー元帥 の番ですか、と!功に報いるに罰をもってして、王朝の繁栄があるとお思いなら、これからもそうなさい、と!!」


関連タグ編集

銀河英雄伝説

ジークフリード・キルヒアイス オスカー・フォン・ロイエンタール

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