解説
CV:津田健次郎
カズマ達がアクシズ教の総本山である水の街『アルカンレティア』で出会った、浅黒い肌の茶色の短髪の男性。
温泉客として訪れたウォルバクと対面した後、アニメではカズマとめぐみん同様にアクシズ教徒のしつこい勧誘(「飲める石鹸または洗剤」付き)に悩まされ、「石鹸洗剤石鹸洗剤石鹸洗剤…」とうわ言を繰り返していた。
実は魔王軍の幹部の1人。正体を隠して源泉に自身が生み出す猛毒を混ぜるなどの破壊工作を行っていたが、カズマ達と街に来ていたウィズに正体をバラされ、交戦する事になった。
人物
性格や能力など何かしら難点がある魔王軍幹部の中では比較的まともであり、ベルディアやバニルとは異なり、目的のためならば一般人をも手にかける冷酷さを持つ。
ちなみに、ウィズの事は空気が読めない上に馴れ馴れしい態度などから、魔王軍在籍時代から苦手としていた。
能力
普段の外見は人間だが、正体は“デッドリーポイズンスライム”というモンスターの変異種で、捕食した人間の姿に擬態する事が出来る。
カズマは当初『スライム=雑魚モンスター』というDQ辺りから来た先入観から侮っていたが、この世界ではある程度の大きさになったスライムはかなりの強敵である(日本のRPGでも、聖剣伝説などでスライムが強敵なボスとして出て来る作品もある)。
更にハンスの場合は即時に大量の猛毒を分泌でき、対策をしていない状態で直接彼の身体に触れた場合、即死は免れない程の危険モンスターである。
作中の動向
上述の破壊工作の過程で、一般人である温泉の管理人(CV:樫井笙人)を捕食(殺害)した事が判明。そしてそれがウィズの逆鱗に触れ、ウィズの氷魔法に追い詰められそうになった為に自我を捨ててスライムに変貌し、カズマ達に襲い掛かった。
本来の姿になると食欲による本能のままに動く様になるため、囮となったダクネスの強い生命力を食さんと彼女を狙って追い回し、その隙を突いためぐみんの爆裂魔法で体を粉砕され更にはウィズの氷魔法によって凍結された事で遂に本体を現し、最後は止めに入ったアクアの本気の『ゴッドブロー』と『ゴッドレクイエム』によって倒された。
アニメではカズマが自身が囮となって食われた所にウィズの魔法で凍らされ、人相の悪いベホマスライムみたいな本体を現したところ、アクシズ教徒からようやく女神本人であると理解して貰い、その信仰心を力に換えたアクアの『ゴッドブロー』と『ゴッドレクイエム』で完全に滅ぼされた。
なお幸い骨が残っていたので、カズマと管理人はアクアによって無事蘇生された。
…が、原作・アニメ共にこの時の浄化魔法の余波で、源泉までもがただの水に変わってしまい、「魔王軍倒したのでチャラにしてやるから街からとっと出てけ!」という事になってしまった。
しかし実際はアクアが本気の本気で浄化を行った結果、ただの水ではなく強い治癒の力と破魔の効果を持つ聖水へと変わっており、以降は温泉を経営していた頃よりも遥かに利益を上げられる様になっていたりする。
関連項目
この先、ネタバレ注意
ネタバレ
劇場版にてシルビアが倒された後、彼岸に向かっていたシルビアを待ち受けていたのは、ベルディアと「綺麗になっちまったよ…」とうわ言を繰り返すハンスだった。
あの世に引きずり込もうとするベルディアとハンスに抗い続けた結果、シルビアは2人と合体して巨大なモンスターとして復活したのだった…。
スピンオフ『続・この素晴らしい世界に爆焔を!』では、記憶を失いながらもギリギリで生存していた事が判明。セシリーの溜め込んだところてんスライムを使役し、アルカンレティアで密かに生き延びていた所をめぐみん達に発見され、セシリーによって勝手に“チャッピー”と名前を付けられてしまう。
最終的に記憶を取り戻すも、めぐみんの爆裂魔法で今度こそ完全に消滅した。