ハンターγ
はんたーがんま
両生類の受精卵に人間の遺伝子を組み込まれて誕生した。
アンブレラヨーロッパ支部が製造。
ハンターの基本型たるハンターαや、その強化型のハンターβのようなグレムリンじみた二足歩行型爬虫類の姿をとは異なり、水かきのついた手足を持つ目玉のない巨大なカエルのような姿をしている。開発チーム内では「フロッガー」と呼ばれていた。
攻撃方法もカエルらしく、標的たる人間を両腕で掴んでがっちりと拘束し、高く持ち上げるとそのまま頭から丸呑みにした上、強力な消化器官で絶命させる即死攻撃となっている。この消化液は非常に強力で、腹に入れたものは何でも一瞬で溶かしてしまう。
(人間を丸呑みにすると一瞬だけお腹が大きく膨らみ、次の瞬間にはもう元の大きさに戻っている。)
即死攻撃の見た目のインパクトもさながらだが、どんなに体力があっても文字通り一撃でゲームオーバーなので、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた事だろう。
同じく丸呑み攻撃を行うカエルことラーカーと混同されがちだが、こちらはしっかりとした足を持つ二足歩行型である。また、獲物を捕らえる為の長く伸びる舌は持っておらず、サンショウウオのような幅広の舌を持つ。
両生類ベースゆえに乾燥に弱いため汎用性に難があり、乾燥地域での運用が不可能という欠点を持つ。よって出現エリアも下水道やプール付近などに限定されている。
『3』では手足が鉤爪状であり、一般的なハンターと同じような攻撃も可能としていたが、『OB』以降は吸盤が付いたカエルに近い手足となっている。
ちなみに『3』ではハンターγが病院の地下にて培養カプセルに保管されている。この病院自体はアンブレラの研究施設ではなく、病院関係者がウイルスのワクチン開発のために命懸けで眠らせて捕獲したものである。よくこんな化け物を捕獲できたものだ。
『3』のリメイクにあたる『RE:3』では、上記の個体ではなく大幅にアレンジされた個体が登場。
オタマジャクシのような尾びれがある2足歩行形態になっている。
全身が薄い白~ピンク色で両生類らしいぬめりとイボで覆われている。高い攻撃力を持っていた前肢は手羽先か何かのように小さく退化しており、丸呑みに特化していた口には鋭い歯を持つ。
デザインがより凶悪かつ世界観に合わせたものになっており、一部からは可愛いと評判…。
バイオ1の没モンスターの流用から生まれたどこぞの飛竜種によく似てるとも言われるが……こいつは当然飛べないし、電気も出せないし、細部の設定も異なっているので、既視感があるのは全体的な見た目と捕食方法くらいである。
とはいえ、1作目の没キャラクターが数十年越しに正式シリーズで登場するという、ファンにとってはなかなか喜ばしい事態である。
今回のハンターγはインタビューや本編のファイルによると下記の弱点の多さから実験の失敗作として開発中止を言い渡され、廃棄処分されていたがソレに惚れ込んだ研究員が下水道で勝手に飼育していたものらしい。(しかし下水でない施設でも一部出現する。)
よって上記リメイク前のハンターγとは別種であると推測され、旧ハンターγを完成個体、RE:3版ハンターγを失敗作個体として位置付けるファンも多い。
他にもエサとして下水道で作業する作業員を定期的に丸呑みにしていたらしい。
失敗作と断じられたものの、前述の研究員には「懐いていた」以外に、複雑に入り組んだ下水道の構造を短期間で完全に把握するなど、知能面においてはその他ハンターシリーズと遜色なかった模様。
即死攻撃の丸呑みは、口を開いてからクリオネやマジニのそれのごとく、顎を花弁状に飛び出して相手を捕獲し、締め上げ、サバ折りして絶命させてから折り畳んで丸呑みする形となっている。
このように攻撃力は高い一方で、この口内から飛び出た捕食器官そのものが弱点部位でもあり、口を開けた瞬間を狙って攻撃すれば数発当てただけで倒せてしまう。また高温にも弱いため口を開けなくてもグレネードランチャーで燃やせばあっさり死ぬ。
『0』で登場したラーカーも両生類ベースであり、退化した目や丸呑みで絶命させる消化器官といった共通点を持つが、ハンターγが2足歩行の半人半獣であるのに対し、ラーカーはカエルをそのまま巨大化させたような外見となっている。
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VS ハンターγ(バイオハザード3 LAST ESCAPE)
「バイオハザード3 LAST ESCAPE」より、アンブレラ・コーポレーション製B.O.W.『ハンターγ』の掛け合い。正直、リメイク版よりオリジナル版の方が好きかな?(蛙っぽい見た目が個人的にGood)902文字pixiv小説作品