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バーハラの悲劇

ばーはらのひげき

「ファイアーエムブレム聖戦の系譜」の作中、グランベル王都バーハラで起こる出来事。
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この記事は、ファイアーエムブレム 聖戦の系譜の物語に関連するネタバレとなっています。


それまでの経緯編集

グランベル王国の公子・聖騎士シグルドアグストリア地方を制圧後、グランベルのフリージ公レプトール卿らによって謀反の嫌疑をかけられ、シレジアへ亡命する。そこで内乱を鎮圧後、ドズル公ランゴバルト卿らを討ち取り、イード砂漠西方を南下してようやくヴェルトマーへ到達。

ディアドラ、友キュアン、妹エスリンらを失いながらも、自らの無実と、グランベルの栄誉回復を目指していた。


事件の真相編集

ヴェルトマーでは国王アズムールの重病のため政務を代行していた公爵アルヴィス卿に代わり、腹心のアイーダ将軍が出迎えてくれた。


アイーダ将軍は、シグルドの無実はアルヴィス卿も承知であるとして、全軍を以てバーハラへと出迎える。

そして、アルヴィス卿が現れる。


アルヴィス卿は国王の代理としてシグルド軍を快く迎え入れたかに見えたが…


「私のことでも、陛下には随分ご心痛をおかけしました。

後ほど王宮に参り、お詫びをいたします」


「それには及ばぬよ」


「えっ!?」


「卿には反逆者としてここで死んでもらう。

王に目通りはかなわぬ。」


「な、なんと…アルヴィス卿、それはどういうことです!」


「ふふふ…今頃気付くとは、貴公も甘いな。

貴公は父親のバイロン卿と共謀して王家の簒奪を謀った。その事実に何ら変わりはないのだよ」


なんとアルヴィス卿はシグルドがレプトール卿らを討ち、ここに現れるのを狙っていた。

問い質すシグルドに対し、さらに残酷な事実が降りかかる。


「私は王女ディアドラの夫として、貴公を討伐せねばならぬ。シグルドよ、悪く思うなよ」


「王女ディアドラ!?……それは…」


ディアドラ失踪後にシグルドが報告を受けていた、アルヴィス卿と愛し合っているというグランベルの王女。その正体は、シグルドの妻であったはずのディアドラだった。

闇の魔道士に連れ去られた後、ディアドラは記憶を消されたうえでアルヴィスと結びつけられていたのだった。


バーハラ軍はシグルドを麾下の将兵と分断して指揮系統を絶ったうえで包囲し、メティオによる総攻撃で殲滅してしまったのだった。


こうして、優れた武勇で大陸の西半分を孤軍で制圧した誉れある聖騎士は、大罪人として謀略の中に散っていった。


かくして、一つの時代は終わった。

イザークへの遠征に端を発したグランベルの動乱は、

一人の若者を数奇な運命へと導き、

そして、幾多の悲しい物語と共に儚くも消えた。


戦い途上において、傷つき倒れた者


レンスターの王子、キュアン

その妻、エスリン

そしてシアルフィの公子、シグルド


また、最後までシグルドとともにありながら

バーハラでの戦いに敗れて、生死不明の者


シアルフィの騎士、ノイッシュ

シアルフィの騎士、アレク

シアルフィの重騎士、アーダン

ドズルの公子、レックス

ヴェルトマーの公子、アゼル

イザークの王女、アイラ

ユングヴィの公女、エーディン

ユングヴィの弓騎士、ミデェール

ヴェルダンの王子、ジャムカ

ノディオンの王女、ラケシス

自由騎士、ベオウルフ

剣闘士、ホリン

盗賊、デュー

シレジアの王子、レヴィン

シレジアの天馬騎士、フュリー

旅の踊り子、シルヴィア

エッダの司祭、クロード

フリージの公女、ティルテュ

ユングヴィの公女、ブリギッド


若者たちは、理想を求めて戦った。

しかし、その夢も叶わぬまま戦場に散った。


彼らの戦いが一体何であったのか


そして、光は……


事件後編集

この事件を以て5章は終了し、次の6章冒頭のナレーションで、その後が少し語られる。


王都バーハラでの激しい戦いは有力諸公のほとんどを死に追いやり、

アルヴィス卿は自らが計画した通りに王国の全権を手に入れることとなった。

彼は敵対するシレジア、レンスターの両王国を滅亡させて大陸を統一し、

国民の圧倒的な支持によってグランベル帝国初代皇帝となったのである。


そしてバーハラの戦いから17年の時が流れた。


唐突に年代スキップが告げられ、大陸情勢の説明を経て、かつてのシグルド軍の将兵たちが残した子供世代を中心とした、次の世代の物語が始まるのだ。


ゲーム上の影響編集

RPGにおいてこれまで使ってきたキャラクターが離脱することはあったのだが、このイベントではシグルド軍のその時点で残っていた全員が襲われ、生死不明となって永久離脱してしまうという、RPG全体においても強烈なインパクトを残すイベントとなっている。

このイベントを境に物語は17年後となり、シグルドが残していた息子セリスを中心とした新世代たちが以後は物語を引っ張っていくことになる。


シグルドのミス編集

意外とこの悲劇はシグルドのミスが大きい部分もある。以下の点から普通なら凱旋式は断るべき。

・アルヴィスがシグルドを助ける気ならアゼルなどを通じて共同作戦をとるべきであり、そうしない以上アルヴィスが助ける気が無い事は明らかである。

・「王子殺し」の汚名をかぶせられたシグルドが凱旋式を行うと無用の混乱が起きる可能性があった。また、アルヴィスが信じているとしても客観的に証明されたわけではない。

・シグルドのやったことはドズル家・フリージ家・ユングウィ家の当主たちを殺害した事になり正当性はともかくとして一族から恨まれている可能性が高い。というよりも第二部の反応から実際恨まれている。

・セリス達がイザークにいる以上、助けに行かなければ危険な状態である。


これだけの理由があるのにノコノコ出ていくのは指揮官としてどうなのか…


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