怨敵ドラキュラを滅すべく、我ら「エクレシア」が生み出した最強の破壊の力「ドミナス」をな。
いくぞ、シャノア。この儀式をもって、お前は救世の戦士となるのだ!
解説
声:石井康嗣
声(英語):Michael McConno
ドラキュラ討伐組織の一つ「エクレシア」の創設者であり、幼い頃からのシャノアとアルバスを育てた恩師。
万物を術印化した「グリフ」というものを研究しており、長年にわたるグリフの研究でドラキュラをも倒す究極のグリフ「ドミナス」を完成させ、その力で世界を救おうとしている。
人物
ドラキュラ討伐に生涯を掛け、人類の悲願を願う生真面目な性格の持ち主。組織を裏切ったアルバスに対しても「できれば連れて帰ってほしい」というなど厳格なだけではなく、情の深い人格者でもある。
関連タグ
Vampire Survivors:悪魔城コラボDLC「Vampire Survivors: Ode to Castlevania」で操作キャラとして登場。
以降、ネタバレが記述がされています。 |
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世界のために、人々の願いのために、記憶も感情も、そして、その命さえも捧げる・・・。
その素晴らしさが、お前にはなぜわからんのだ、シャノアよ!
真・解説
ドラキュラ討伐組織の創設者とは仮の姿であり、本当の彼は歴史の陰で暗躍した暗黒神官・悪魔崇拝主義者たちと類似したドラキュラの狂信者であった。
ドミナスとは
強大な魔力を持つドラキュラの遺骸を術式変換したグリフであり、バーロウはグリフの力を身に宿すことのできるシャノアの命を生贄にしてドラキュラ復活を目論んでいた。しかし、その事をアルバスに見抜かれ「ドミナス」を宿し発動させる儀式の最中にアルバスに乱入され「ドミナス」を持ち去られる。そのため、シャノアは命こそ助かったものの、その時には記憶と感情を失うこととなってしまう。
アルバス亡き後、事の真意を問い質しに向かったシャノアから「ドミナス」を奪うべく本性を現して殺しにかかってくる(ある条件を満たしていないとアルバス戦後に強制イベントが発生し、バーロウ戦とならずバッドエンドとなり、その後ゲームオーバーとなる)。
バーロウの真意
人間の邪心に応じ何度でも蘇る魔王の存在から『人類そのものが魔王復活を望んでいる』と歪んだ啓示を受けたバーロウはドラキュラ復活のために行動、エクレシアを創設する。上記の世界を救うというのもドラキュラを復活させることに他ならなかった。バーロウがドミナスを求める理由と真の目的は、ドミナスの力を用いて魂の器を破壊しドラキュラを完全に滅ぼすことはなく、魂の器を破壊することで封印を解き、ドラキュラの復活を企んでいた。シャノアに敗北したことでドラキュラ復活は阻止されたとも思われたが、突如としてドラキュラの魂の器から暗黒の魔力が噴出、バーロウへと降り注ぐ。ドラキュラの意図を理解したバーロウは己の命と引き換えに魂の器の封印を破壊、ドラキュラ復活の悲願を果たすことに成功した。
ボス敵として
ゲーム中でも登場する属性印術を用いた魔法を主に使用する。前触れの動作こそ長いが攻撃は素早いものばかりなので、いかに回避パターンを掴めるかが勝利の鍵。
闇属性攻撃に耐性があり、斬撃と光属性攻撃が弱点という黒幕らしい弱点・耐性となっている。装備によっては、合成印術のウニウェルシタースを連発するだけで一気にケリを付けることもできたりする。
- ウスティオ
炎の魔法。こちらに向けて火球を6発(ハードは10発)放つ。特にハードモードは弾速も上がっているため回避は困難だが、意外にもスクトゥム系のグリフで盾を出せば防御可能である。
- グラキアス
氷の魔法。本を落として地面を凍らせる攻撃。この攻撃をしている時のみ打撃系攻撃の耐性が追加されている。理由としてバーロウの頭上に二段ジャンプキックをして踏み台にする方法がこの攻撃の確実な避け方で、特にハードモードではこの方法でなければ回避は非常に困難なため、この攻撃の最中にバーロウに効果的なダメージを入れさせないためではないかと言われている。
- トニトルス
雷の魔法。電気を纏い反射しながら突撃する(ハードでは往復するかのように二連続攻撃)。二段ジャンプキックで飛び越えられるがタイミングが難しい。
また、上記のグラキアスからのコンボで回避不能の落雷攻撃としても使用する。
- グロブス
グリフから2発の弾を反射させて攻撃。すぐに吸印して無力化してしまおう。
ハードモードではグラキアスを回避すると間髪入れずに使用することもあるので要注意。
- 鉄拳制裁
バーロウの残り体力が少なくなると繰り出してくる攻撃。
「死ね、シャノア!」の台詞の後に「お前という奴は!」「育てた恩も!」「忘れおって!」「このっ!」「馬鹿弟子がっ!」と左右交互にワープしてから突進する形で拳を繰り出してくる。一発ずつ威力と飛んでくる速度が上がる上に、一発当たると勢いよく飛ばされて次の拳の回避が困難になる。避けるタイミングが重要。
ちなみに、シャノアが他の種族に変身(※)していたり、アルバスモードだと馬鹿弟子パンチ直前の「死ね、シャノア!」の台詞が「おわっ!」という別の攻撃の台詞になっており不意打ちされやすいため注意が必要。
※一部のグリフには他の種族に変身するものがあり、蝙蝠の獣人、猫の獣人、自動人形(というよりブリキのロボット)の3種類がある。
余談
悪魔城シリーズのプレイ動画やTAS動画の例に漏れず、色々とネタにされている。
- バーロウ
その名前故に「バーローwww」というコメントが弾幕とまではいかないものの多く見られる。
英語版で"Glacius!"と言っている台詞の空耳。国内版も発音こそ異なるが同じ「グラキアス!」という台詞。
- 馬鹿弟子パンチ
上記の鉄拳制裁だが、その台詞のインパクトからプレイ動画やTAS動画のコメントが多く見られる。他にも「馬鹿弟子コンボ」、またはそれを略した「馬鹿弟子」や「弟子」などがある。
2024年に発売された「Castlevania Dominus Collection」のトレーラー映像では、オチとしてこの台詞が意外な形で使われている。
- 「コワイYOU!」
英語版で"Why you・・・!"と言っている台詞の空耳。日本語では「おのれぇぇぇぇぇ・・・」と言っている台詞。この台詞はバーロウ撃破時の彼の断末魔のひとつ。ちなみに彼の断末魔は他にもう一つあり、そちらは「うおぉぉぉぉぉっ・・・」という叫び声で、英語では"Uh Arghhhh・・・!"と叫んでいる。
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