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パトリシャンヌ・ルーナ・ティアムーン

ぱとりしゃんぬるーなてぃあむーん

「パトリシャンヌ・ルーナ・ティアムーン」とは、餅月望氏によるウェブ小説作品「ティアムーン帝国物語」に登場するキャラクターである

概要

アベル・レムノミーア・ルーナ・ティアムーンの娘(三女)。

ティアムーン帝国の第三皇女であり、ミーアベル・ルーナ・ティアムーン(ベル)の母。


名前はミーアの祖母パトリシア・クラウジウスと忠臣アンヌ・リトシュタインの名前を合わせたもので、愛称は「トリシャ」。かつての母ミーアに似て臆病だが、誰よりも真っ直ぐな性格。


ミーアが帝位を継がずに暗殺されてしまった時間軸では、娘のミーアベルを聖瓶軍から逃がし、その無事を確保するため、自ら囮となり「ミーアの意思を継ぐ姫」というシンボルとして娘から離れた場所で派手に目立つ行動をとる。

最期には皇女の町から逃げるミーアベルの無事を確保するためドミニク・ベルマン(ベルマン子爵の息子)の協力を得てベルマン・ルドルフォン両領生存兵の糾合による連合大隊をもって大規模陽動作戦を決行。

最終的には聖瓶軍の奮う刃の露に消えるが、彼女の稼いだ時はミーアベルをディオン・アライアに合流させる形で結実し、その目的を達成させた。


ちなみに夫(ベルの父親)とはセントノエル学園で出会っての、かなり熱烈な恋愛結婚であったとか。

その夫はティアムーン帝国の南方にあるツロギニア王国のチャルコス伯爵家に産まれた(表向きの)婚外子(当時の当主の妹の息子)だったという。本来は正式に結婚する予定であったのが、なんらかの事情のために別れざるをえなくなるも、その頃には既にベルの父方祖母の内にベルの父が宿っていた(と、いうのが表向きの話だが実際はもう少し事情は複雑である)。

生まれのハンデとコンプレックスを抱えながらもトリシャの励ましでハンデとコンプレックスを克服させ彼女に相応しい男になろうとした、という点ではトリシャの父に似た経歴や気質の持ち主、と言えない事もない。ただしベルを見るにおいては、かなりの挑戦者冒険者気質を持っている可能性がある。


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