概要
島に住む謎多き生命体
本作の舞台である「パルパゴス島」には「パル」と呼ばれる不思議な生物が、100種類以上確認されている。パルという名前は、この島の外からやってきた漂流者が名付けたものである。
パルは外見の成長・変態・進化等はせず、生まれた時から姿は一切変わらない。フィールドボスとして特定の場所で徘徊している「アルファパル」や、稀に発生する「ラッキーパル」等は普通より大柄だが、通常のパルをいくら育てても大きさは変わらない。また、彼らの落とすアイテムは、食用・裁縫・加工などといったものに使うことが出来る。
勿論生態も様々であり、
サーフィンで勢い余って激突死する不注意なパル、
植物が好きだけど花粉症になっちゃったドジっ子なパル、
羽ごと全身を見せつけて悦に浸る露出狂のパル、
翌日になるまでケガに気付かず絶命した鈍感すぎるパル
等々、なんとも言えない連中もいる。
ペンタマとキャプペン、コモップとドンモップのようないかにも進化系のようなパルもいるが無関係。前者は図鑑でほとんど関係のない種だと明記されており、後者は実際に一緒に行動しており図鑑にもそのことが書かれているが関係性は不明。
人間との関係
パルではない生物、すなわち人間に対しては、興味津々に見る・見かけても無視する・怖がって一目散に逃げるなど反応は様々。
だがその一方で、正真正銘の猛獣、またはモンスターとしての側面もある。
肉食性の種は人間を食い殺すし、人間・パル問わず死体を喰らうハイエナまたはハゲワシのような種さえいる。
銃火器を使って主人を始末したり、目に映るものすべてを捕食しようとする記録があるほど、好んで他者に危害を与える種や、
人間・パル問わず性的に襲おうとするみだらな生態を持つ種も確認されているのだ。
パルの中には、金運を招くという迷信で乱獲されたものや、サーフボード代わりにこき使われたものなど、人間側からの悪影響を受けている種も少なくない。
そんなパルたちをテイムできるのが「パルテイマー」と呼ばれる特別な資質を持つ人間で、彼らだけが「パルスフィア」という不思議なアイテムで捕まえることが出来る。そうしてパルスフィアに捕獲されたパルは、パルテイマーの指示の下で戦闘や作業を行うのである。
能力
戦闘
パルには「炎・水・雷・地・草・氷・竜・闇・無」といった属性・技・パッシブスキルが存在しており、属性と技は相性によってダメージが変動する。
炎は草と氷に強く、水は炎に強く、雷は水に強く、地は雷に強く、草は地に強い。
氷は竜に強く、竜は闇に強く、闇は無より強い。
パッシブスキルはパルごとに異なり、攻撃力が上がるプラスのものや、お腹が空きやすいマイナスのものなどがある。一部のパルはパッシブスキルが固定されている。
作業
パルが出来る作業には「火起こし・水やり・種まき・発電・手作業・採集・伐採・採掘・製薬・冷却・運搬・牧場」という適性があり、それぞれレベルが高ければ作業のスピードが速くなる。通常であればLv4までが限界であるが、後述の濃縮を行えばLv5まで上げられる。
また、プレイヤーが行ってる作業と自分の適性が合っていれば手伝ってくれる。一部のクラフトはパルの力無しでは不可能なので、彼らとの協力を惜しまないように。
ただし適性が多いパルは、時として多くの作業場を行ったり来たりして、結果的に作業効率を下げてしまうので注意するべし。
パルの健康
パルにはHPの他にも満腹度とSAN値が存在する。
満腹度は食べ物を食べれば回復するが、SAN値はパルを休ませる必要がある。いずれかが低下するとパルは病気になったりストレスでいつもの働きが出来なくなってしまう。
通常、パルは夜になると作業を中断して睡眠を取る。一匹につき一個のベッドが無いと十分に休めず、SAN値を回復できない。夜行性のパルは昼間に眠るということはなく、昼夜問わず24時間働き続ける。一見便利だが、睡眠でSAN値を回復できないので、放っておくとすぐ体調を崩すというデメリットもある。
それが原因でパルが死ぬ事はないが、プレイに支障をきたすのは確実なので、彼らを定期的に休ませたり、薬を使ってケアしなければならない。いくら便利でもパルは生き物である。
パートナースキル
パルの持つ特性。基本的にプレイヤーに有益な効果をもたらすものが多い。
一部のパートナースキルは、特定のアイテムをクラフトする必要がある。
クラフトするタイプのものは、パルに騎乗してパルの技が使えたり、プレイヤーの攻撃に合わせて追加攻撃を行うものがある。
作成には時間と素材が必要な分、その見返りは大きい。
タマゴ
パルは配合牧場・ケーキ・異性のパルとの相性と、条件がそろえばタマゴを生む。タマゴはタマゴ孵化器で孵化させることが可能。特定の組み合わせで配合すれば、野生では見かけられないレアなパルも誕生する。
タマゴは大きさや属性によっては時間がかかるものの、孵化中におけるフィールドの環境と、周囲の温度を変える建築物次第で時間が短縮される。
また、フィールドには時々タマゴがポツンと置いてあるようだ。親に先立たれたか見捨てられたか・・・ともかく、拾っても特にデメリットはない。
限界突破
古代テクノロジーの建築物「濃縮ポッド」を使用することで、ベースとなるパルの同族を犠牲に、基礎ステータスやパートナースキルの効果を上昇させる。
限界まで濃縮させれば作業Lvが1上がるため、元がLv4であればLv5となる。
生命の倫理を投げ捨て、優秀な個体を求めるならば検討してみてもいいだろう。
レイドバトル
アップデートVer.2.0.6で実装されたコンテンツ。フィールド内に強力なボスを召喚し、力を合わせて戦うというものである。
レイドボスと戦いたい際には、以下の方法をとる。
- 古代テクノロジーの建築物「召喚の祭壇」を拠点内に設置する。
- ダンジョンと禁猟区で手に入る「(レイドボスの名前)の石片」を4つ集める。
- 作業台か作業ライン工場で石片から「(レイドボスの名前)の石板」を作成する。
- 石板を祭壇に入れる。
召喚されたレイドボスを倒すことが出来れば、キョダイタマゴをドロップし、孵化するとレイドボスが誕生する。
討伐の注意点
戦う際には、祭壇を"絶対"にメイン拠点に立ててはいけないし、土台の上にパルボックスを置いてはいけない。レイドボスは召喚される際、周りの建築物を全て破壊するのだ。パルボックスが破壊されれば、その時点でレイドバトルは強制敗北である。
祭壇と石板は使い切りであり、再戦したい時は再び素材集めをしなくてはならない。
パル一覧
※No.に「B」が付いているのは亜種個体。