ヒガンバナ属
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りこりす
ヒガンバナ科の属の一つ。総称してリコリスと呼ばれる。
キジカクシ目ヒガンバナ科ヒガンバナ亜科ヒガンバナ連に分類される属の一つで、東アジアを中心に、南アジアと東南アジアの一部にも分布し、約20種が知られる。
日本国内にはショウキズイセンやムジナノカミソリ、シロバナマンジュシャゲなどが自然分布する。
属名「Lycoris」はギリシャ神話の海の精(ニンフ)「Lycorias」に由来する。
日本では学名からリコリスの愛称で親しまれ、英語では「hurricane lily」(ハリケーンリリー)、「cluster amaryllis」(クラスターアマリリス)、あるいは、近縁のハマオモト属・ヒメノカリス属と合わせて 「spider lily」(スパイダーリリー)などと呼ばれる。
多年生の球根植物で、葉は細長く、花は散形花序。種子と鱗茎で繁殖する。
地上部が枯れた休眠期、花茎のみを出す開花期、葉のみを出す出葉期があり、種ごとにその時期が微妙に異なる。
鱗茎をはじめとした植物体に「リコリン」と呼ばれるアルカロイド毒性物質を持ち、周囲に植物の成長を阻害するアレロパシーを出すなど、周囲の生物に対する殺意が割と高め。
天敵は主にスイセンハナアブやハマオモトヨトウ、ネギアザミウマなどの本属の毒に耐性を持つ昆虫や、ハダニ、カタツムリ、ナメクジなど。
スイセンと同じく、タマネギやラッキョウなどと誤認して食べた人が毒にあたってしまう事がある。
長い工程を掛けて毒抜きすれば食べられるが、おすすめはしない。
シマンタス亜属
雄しべは短く、花被片も反り返っておらず、ユリなどに似たラッパ型の花をしている
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