「お前に人間を呪い、人間を憎む悪い心を持った目をくれてやるんだ!」
CV:今西正男
人間態:手塚茂夫
概要
『イナズマン』第7話「奇怪!空飛ぶ一ツ目!?」に登場。
顔にある赤い巨大な1つ目本体から体全身に無数の赤い目玉があるという妖怪・百目を思わせる奇怪で不気味な姿のミュータンロボット。
「悪い眼」という、自身の目玉の分身である目玉を対象に取り憑かせることで、寄生した相手の心を悪に染めて操る能力(劇中では“美しいものも汚れて見える悪い心に変わってしまう”と表現されている)を持ち、この特性を生かし、まだ純粋無垢な心を持つ子供のうちから超能力者を集め、新人類帝国の尖兵に仕立て上げようと目論んだ。
五郎が子供と戦うことができないと見越して洗脳した子供たちを差し向けるなど卑劣な性格をしている。
また、相手の眼を数秒間睨み続けて催眠術を掛けることもでき、全身の至る所に眼があるため死角がない。
普段はアジトとして“百目島”に擬態させている超巨大な一つ目・マンモスアイを守護神として崇めているが、実はこれこそがヒャクメバンバラの力の源であるらしく、これを失うとたちまち力を失って衰弱、弱体化してしまうという弱点を持つ。
活動歴
『少年同盟』の一員であるナオキが通う『輝星学園』の教師・手塚を殺害して成り代わり、ナオキとカツミを拉致して脱走。
「悪い眼」で洗脳したカツミを差し向け、彼の姉のサトコもその毒牙にかけようとするが、間一髪で駆け付けた五郎に阻止され失敗してしまう。
イナズマンとの決戦では、逃げる振りをして守護神として崇めるマンモスアイへと誘い込み、マンモスアイ内部に広がる亜空間の中に幽閉しようと目論むが、マンモスアイこそがヒャクメバンバラの弱点であると既に見抜いていたイナズマンに空間内部を完全な真空状態にする必殺技『稲妻真空チェスト』を放たれ、気圧差により一瞬にしてマンモスアイを破壊されて全身の眼の力を失い大幅に弱体化。
守護神を失った怒りを胸に最後の足搔きとばかりにイナズマンに果敢に挑むが、もはや力を失ったヒャクメバンバラに勝ち目はなく、最後はマンモスアイの大爆発から無傷で脱出したイナズマンに『稲妻チェスト』を撃ち込まれ絶命し、その体は白い泡を吹き出しながらドロドロに溶けて行き、消滅していった。