概要
フォーゼモジュールの1つ。初登場は第9話。
仮面ライダーフォーゼ ファイヤーステイツ専用の銃型武器。対応箇所は右腕(〇)。
メインカラーは消火器を彷彿とさせる赤で、グリップが二つあるガンタイプ消防ノズル形状。
通常の火炎モードとユニットを前後に分離した消火モードの二つの形態を取り、その名称に違わぬ二通りの運用が可能。なお、ユニット間は「ハイプレスチューブ」という供給用の管で繋がっているため、分離といっても完全に分かれる訳ではない。
機能・構造
フロントユニットにはファイヤースイッチから供給される熱エネルギーを蓄積する転換装置「エナジーチャンバー」を、リアユニットには消火剤の貯蔵した「エクスティングタンク」を格納。
消火の際は撃鉄のような加圧ユニット「パルスコンプレッサー」によって、タンク内の消火剤がチューブを通して「エナジーチャンバー」に送られる。最大で10メガパスカルの加圧が可能で、これは消防での放水に用いられる水圧の20倍に相当する。
上部にはターゲットサイト「ターゲッティングリッダー」を設置。不可視のレーザーを投射して照準の補正を行い、発射の反動によるブレを自動的に補正し的確な射撃を可能にする。
砲口の「スプレッドマズル」は優れた剛性を誇る『アストリウム合金』製。他のモジュールにも用いられる合金は、火炎放射や高圧噴射を繰り返しても破損や劣化をしない。
また「アジャストゲージ」と呼ばれる調節ユニットにより、射程は勿論噴射角を自在に調整することが出来る。
成分などが表示された箇所は「アタッチホルダー」というハードポイントを兼ねており、ヒーハックガンをフォーゼドライバーに懸吊する事ができる。モジュール換装こそ不可能だが、これにより右腕をフリーにすることが可能となっている(他のモジュールにベルトマウント用パーツは存在しない)。
前後に配置された「エルゴグリップ」は人間工学に基きフォーゼの手にフィットする形状を取る。反動の負荷に耐えうるよう、これにも『アストリウム』が素材に使用されている。
ちなみに引き金の「ハックトリガー」はフロント側のグリップに取り付けられている。
運用
火炎モード
ユニットの分離していない状態。
エナジーチャンバーの熱エネルギーを、高熱の火炎弾や火炎放射に変換して攻撃する。
戦闘で使用するのは専らこちら。
消火モード
ユニットを前後に分離した状態。
エナジーチャンバー内の熱エネルギーと消火剤が混合・反応して生成された消火弾を発射する。
リミットブレイク
- ライダー爆熱シュート
フロントユニット下部にあるソケット「スイッチスロット」にファイヤースイッチを接続して発動する火炎モードのリミットブレイク。
強力な熱線を照射する。
- ライダー爆熱シュート・一斉掃射
ハックガンではなくドライバーのレバーを操作して発動。
ガトリングモジュールとランチャーモジュールを加えた一斉射撃を放つ。
使用は本編第13話だが、技名はゲーム「ロストヒーローズ2」で判明した。
- 名称不明
ソケットにファイヤースイッチを接続して発動する消火モードのリミットブレイク。
青白い消火弾を噴射して周囲の燃焼を止める。
その消火性能は一周するだけで部屋一面の炎を即座に消してしまう程。
煙も出ないし、消火剤の残留もないという優れもの。
製品化
「ファイヤーモジュール DXヒーハックガン」として2011年11月19日に一般販売。
ファイヤースイッチ付属。
余談
- 名前はズバリ「火を吐く銃」で語感の由来は「ヒュー・ジャックマン+ジーン・ハックマン」。
- 劇中では必殺技発動時にフロントユニットが発光していたが、玩具には発光ギミックはない。
- 一口に火を消すといっても除去消火・窒息消火・冷却消火と言った区分が存在する。消火剤による鎮火は『燃焼物を覆うことで酸素の供給を遮断して火を消す』ため、恐らくヒーハックガンも窒息消火に当たると思われる。
- 一般的な消火器には白・黄・青の適応火災マークが表示されており、それぞれ普通火災用・油火災用・電気火災用を意味しているが、ヒーハックガンの場合は白・黄・黒となってる。
関連タグ
放水銃:似て非なる物