北野武に漫才師になる話を「儲かるから」と言って持ちかけ、ビートたけしを生み出した、ある種の革命者。
今でも、たけしが一番面白かったのはツービートの頃だと語る人はいっぱいいる。たけしもそれは認めているらしく、自分の番組によくきよしを呼ぶ。あと、映画にもしょっちゅうきよしを出してあげる。
ヒットソング、「うなづきマーチ」。島田紳助の相方・松本竜介、島田洋七の相方・島田洋八との「うなづきトリオ」名義。80年代最初期の漫才ブームを象徴する曲である。
ツービート結成後、仕事を取ってきたのはほとんどがきよしであり、中には雪山に行ったり、防波堤で漫才したりなどかなり滅茶苦茶な仕事も多かったという。また、営業先でたけしが暴れたり、トラブルを起こした後の後始末をやっていたらしい。
たけしは彼を「相棒」と呼ぶ。そして、すごく感謝している。だから、思い切りけなす。
たぶん、きよしさん本人がこの項目を観てくれたら、こう言うだろう。
「よしなさい!!」