概要
1963年6月15日生まれ。千葉県松戸市出身。
本名は鈴木 浩(すずき ひろし)。
株式会社TAP(旧オフィス北野)所属。
名前の由来はプロレスラーのラッシャー木村と板前修行をしていた経験をかけたもの。かつては力道山をもじって「力道川」と名乗っていた。
『ビートたけしのオールナイトニッポン』を聴いて衝撃を受け、弟子入りのため10時間近くたけしの自宅で待っていた(しかも、週刊誌の記事で、周囲を調べまわり、同じ建物を探した)。
一度はダンカンに帰されるも、翌日も同じように押しかけ、炊事係を務めることを見込んで弟子入りを許可された。
たけし曰く、「あいつは俺を殺しにきたと思った」とのこと。
正に張り込み中の刑事ばりの執念であった。
なお、板前修行の経験があると言っても一番下っ端の「追い回し」(下積み中の見習い。雑用担当のこと)止まりであったため、弟子入り後は芸の修行と共に料理の修行も行なっていた。
たけしの付き人としての年季が明けたころ、一時期明石家さんまの付き人をしていた。
フライデー襲撃事件の際には痔の手術のため実行犯には加わらなかった。そのためたけしが謹慎中だった際には『オレたちひょうきん族』『風雲!たけし城』で代役を務めていた。
1990年代からは俳優業のほか、情報番組や旅番組などでリポーターとして精力的に活動しており、現在では芸人としての活動よりそちらの比重が大きくなっている。
人物
とにかく真面目で頑固、また、思い詰める性格である。
そして、東国原英夫やガダルカナル・タカが語るように、「頭の問題だけなら、こいつが一番バカ」とのことである。
具体的なエピソードとしては、
- たけしに餃子を作れと言われ、市販の冷凍餃子を出した
- そのまんま東から「うるさいな、お前はあっちでけん玉でもやってろ!」と言われ、その通りけん玉を延々とやっていた
- たけしのバイク事故で病院に駆け付けた際、タクシーの領収書を貰っていたことでタカが呆れかえった
など、枚挙に暇がない。
ただし、その正直で生真面目な人柄はたけしをはじめ、多くの人に愛されており、軍団内でも慕われている。
また、たけしはラッシャーが付き人だったころ、しょっちゅう殴っていたが、ラッシャーはそれが愛情であると理解していた。
『朝だ!生です旅サラダ』に出演し始めた頃に結婚している。
ラッシャーの結婚式ではたけしが「私は自分の家族より、軍団と呼ばれるこいつらの方が可愛いと思う時があります」と祝辞を述べ、師匠からの温かいメッセージに思わず涙したという。