概要
正式なタイトルは『アイドル麻雀ファイナルロマンスR』。ファイナルロマンスシリーズとしては3作目に当たるのだが、何故かタイトルが『ファイナルロマンス3』ではなく、『ファイナルロマンスR』になっているという不思議なことになっている。
そして、ゲームメーカーであるビデオシステムの方も「前作でゲームクリアまでに勝たなければならないキャラが9人はいくらなんでも多すぎた」と思ったのか、本作以降のゲームクリアまでに対戦するキャラクターは5人となっている。そして前作のキャラクター達は年齢も職業もバラバラだったが本作では対戦できるキャラクターは女子高生で統一されており、脱衣シーンも『静止画のスクロールや口パクから某有名脱衣麻雀シリーズのようにアニメーションする』という大きな変化が加えられている。
登場キャラクター
小泉りな
最初の対戦相手を務める少女。
主人公(前作の主人公とは同一人物設定?)の噂を聞いて、麻雀を教えてもらうべく自分の家に彼を招く。衣装は学校の制服(セーラー服)で、脱衣シーンは自分の部屋のベットの上で服を脱ぎ、最後は恥ずかしそうにキャミソールをたくし上げして、小さな自分のバストをプレイヤーに見せている。
藤崎美夏
2番目の対戦相手を務める少女。
バレーボール部所属な眼鏡っ娘。所属部どころか通っている高校こそ違うものの、りなとは先輩後輩な関係のようで、りなの敵討ち(厳密には『女心の分からない主人公へのおしおき』)という建前で勝負を挑んでくる。対戦場所は女子バレー部の部室か倉庫と思われる。衣装は体操服にブルマである。
ケイト・ヤマムラ
3番目の対戦相手を務める少女。
チアリーディング部所属の外国人で、語尾に「デース」や「マース」等を付けるいかにもな外国人らしい口調で喋る。
意外にも他のヒロインとの繋がりが(所属校以外)一切存在していない。
ちなみにアーケード版・Switch版にて勝利すると、戦利品として『闘牌神社のお守り(一回だけ役満の積み込みが行われる)』をプレゼントしてくれる。(だが洋風なプレゼント箱で梱包されているというミスマッチな状態で渡される。)
対戦場所はスタジアムな野球場で、衣装はチアガール衣装である。
速水涼子
4番目の対戦相手を務める少女。
主人公のことは噂のエッチ雀師(麻雀で負かした女の子の服を脱がす男)と認識しているようで、コテンパンに退治するべく勝負を挑んでくる。
対戦場所は新体操の大会が行われた競技場のロッカールームで、レオタードは袖なしレオタードで胴体部が青色をベースに、サイドやハイレグ部分や首の所がオレンジ色のラインが配されている。
千堂明日香
5番目の対戦相手(ラスボス)を務める少女。
涼子からはお姉さまと呼ばれる程に慕われており、美夏の時にそうだったように明日香もまた涼子の敵討ちとして、一緒に暮らしている伯父仕込みの『究極の麻雀奥義』で勝負を挑んでくる。
対戦場所は学校の音楽室で、衣装は制服姿である。
布川ミク
本来は前作であるファイナルロマンス2に登場するキャラクターだが、本作ではアイテムショップの店員としてゲスト出演している。残念ながら本作では対局することはできない。
コンシューマ版について
セガサターン版とPC版が存在し、どちらもアーケード版より尺の長い脱衣ムービーを収録。セリフもその分長めに変わっている。
特にセガサターン版には『オマケディスク』なるものが存在して同作に付属しており、そちらでは作中の5人を好きな恰好に着替えさせたり脱がせたりして愉しむことができたのだとか……
そして時が流れ前作のように本作も2021年11月18日にNintendo Switch版が発売された。
タイトル画面は前作と同じくすぎやま現象氏の描き下ろしで、Nintendo Switch版だけの要素としてゲームクリア特典に
- 本作に登場する5人のすぎやま現象氏の描き下ろしグラフィックが追加
- 本作とは別のキャラ(リンク先ネタバレ注意)の描き下ろしグラフィックも追加
されている。
またアーケード版とPC・セガサターン版のムービーを両方とも鑑賞できる仕様になっているが、Nintendo Switch版にはセガサターン版に同梱していた『オマケディスク』は収録されていないので購入の際は要注意。
2023年8月23日には『アイドル麻雀ファイナルロマンス2・R・4 Special』のタイトルで、他作品とともにPC向けにカップリング移植。内容はSwitch版準拠だが、アルバム解禁に必要な回数が半減しており、規制は無し。 そして公式チートが使えるので、難易度にもよるが周回がとても楽になっている。
ちなみにSwitch版・Special版では何故かケイトと涼子の対局時のBGMが逆になっているが、現在に至るまで修正されていない・・・。
余談
- 本作はファイナルロマンスシリーズで唯一『タイトルに反してアイドルに無縁である』という特徴を持っている。
関連タグ
ファイナルロマンスシリーズ
ファイナルロマンス2 → ファイナルロマンスR → ファイナルロマンス4