概要
マジンガーZ、63話「爆弾を抱えた少女」に登場した機械獣。
人型の上半身と、巨大な重機の下半身を有する。上半身は下半身に引き込む事が可能。
下半身の重機部は、戦車のような履帯を持ち、森林すらもなぎ倒すパワーで突進する。更に両脇部に内蔵された翼を広げ、推進器を用い飛行する事もできる。
機体両側には、大型ミサイル用の砲塔を内蔵している。
前面に装備された巨大な爪「フォーク・ハンド」は、長く伸ばして目標物を掴み、破壊する強力な装備である。設定では、地中を掘り進み進行する事も可能との事。
テロップでは「フアンガスB7」、62話予告ではフォーク・ハンドを「フォーク・バンド」と呼称。
体長17m、体重230t(重機部を含めるとマジンガーZより遥かに巨大なため、体長部は上半身のみと思われる)。
劇中の活躍
ドクターヘルの命令を受け、ブロッケンとあしゅらが共同で作戦を展開。
クリーニング店の少女・青空ヒトミに変装したあしゅらが、光子力研究所内を撹乱。その隙にブロッケンが指揮するファンガスが、研究所を襲撃するという作戦内容だった。
研究所に引っ越してきた兜兄弟の世話役として働く事になったヒトミ=あしゅらは、電波妨害機を仕掛け、スクランダーの召喚をできなくする。
出撃したマジンガーを、フォーク・ハンドで攻撃し、甲児を失神させる。
しかし、発信機を弓教授に撤去され、ボロットが代わりにスクランダークロスを試み失敗。
しかしこの時の衝撃で甲児は目覚め、スクランダークロスし復活。
研究所を襲うファンガスは再戦するも、フォーク・ハンドの伸びた部分をアイアンカッターで切断される。空中へと逃げるも、ブレストファイヤーを浴び、破壊されるのだった。
原案・余談
ブロッケンの監督で、地獄城内に建設中の様子が描かれた。この時には上半身の人型部分が未完成だった。
なお、この人型部分が引っ込んだ後、掴みかかったボロットがはまってしまい、ボロットが上半身になってしまったシーンもある。
原案は、石川賢。
原案時には、フォーク・ハンドの爪が八本(上部と下部四本ずつ)と多く(決定稿では上部三本・下部二本の計五本)、上半身の人型部には後部へたなびくマントが付けられていた。
これら以外の変更点は無し。爪の数が減らされ、マントがオミットされ、決定稿に。
関連項目
真ドラゴン(最終形態)
:下半身が非人間型のロボット繋がり。