「都合のいいことですね。だれの責任も追及しようが無いとは」
CV:日野由利加
概要
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』で初登場した大西洋連邦の女性大統領。
世界平和監視機構コンパスに加盟しているものの……その性格はコーディネイターに偏見のなかったジョゼフ・コープランドとは異なり、コーディネイターやプラントを嫌う典型的な大西洋連邦気質で、プラントと強く結びついているコンパスに対しても不信感を抱いていた。
中盤、ファウンデーションの裏工作でコンパスの立場が悪くなった際には、コンパスを痛烈に批判するだけでなく無関係のプラントへも「裏でコンパスと通じ大西洋連邦を陥れようとしている」とあらぬ疑いを投げ掛けるなど周囲への敵愾心をむき出しにしている。
更にカガリ・ユラ・アスハのキラ・ヤマトを擁護する失言を受け、厄介払いと言わんばかりに「コンパスにはもう関わらない」と事実上の離脱を宣言し見限っていた。
だが、その後ファウンデーションの演説の際には、他の国の首脳陣共々会議には参加していた。
今回の事件の黒幕はファウンデーションであり、大西洋連邦側は寧ろ被害者的立場のため彼女の批判的な言動や心情も一定の理解はできるのだが、周囲が事件の真相解明や戦火の拡大を防ごうと模索する中で彼女自身はそういった行動の描写が描かれず、むしろ他者を明確に批判し各国の協力を分断してしまったその姿に視聴者からは「ただ偉そうに周囲を批判するおばさん」的な印象を持たれてしまっている。