概要
タイトーが1989年に販売した業務用パズルゲーム。名称は「Flip(はじく)」と「Pull(引く)」を併せた造語。
海外名は「Plotting」。全60ステージ。
操作系は8方向レバーと1ボタンだが、自キャラである「アムシャ」は上下にしか移動しない。
手持ちのブロックを同じ絵柄のブロックへ投げつけて消し、消えたブロックの先のブロックが入れ替わりで手元に来るので、同じように消していくという内容。
ステージごとにある規定数分だけ消せばステージクリア。
BGM担当は古川典裕氏(なかやまらいでん)だが、メインBGMは小倉久佳氏によるもの。
ハムスターによる配信番組『アーケードアーカイバー』に出演した古川氏によると、ゲーム部分の開発メンバーが仮のBGMに小倉氏作曲の『アルカノイド リベンジ オブ Doh』の未使用曲を用いて開発し続けた結果、ゲームのイメージがその曲で固まってしまったため、渋い顔をする小倉氏に頼み込んでメインBGMに採用したとのこと。古川氏はそのBGMに合わせる形でそれ以外の曲を作った。
移植
日本では1989年にファミリーコンピュータ、1990年にゲームボーイに移植され(2タイトルとも自キャラの配置がアーケード版とは左右逆)、2005年発売のプレイステーション2用「タイトーメモリーズ上巻」にも収録。2022年にアーケードアーカイブスでも配信。
海外では1990年にAmiga、アムストラッドCPC、Atari ST、コモドール64、ZXスペクトラムなどに移植されている。