概要
『ドラゴンボール』のヒロイン・ブルマとチチがフュージョンして誕生したとされる戦士(?)。
もともとは1995年版『少年ジャンプ』誌上にて展開された「みんなの考えたフュージョン大募集」企画の入賞作品であり、原作漫画には一切登場しない。
考案者は大阪府出身の当時19歳の少年。
誌上では「イロッぽいで賞」にノミネートされている。また、公募案を基に原作者の鳥山明による描き下ろしイラストも掲載された。
容姿
服装は、旦那二人がフュージョンしたゴジータと同じくメタモル星人の民族衣装を身につけているが、生足が露出しているなど女性らしいアレンジが加えられたセクシーなデザイン。
パッと見の姿はブルマ寄りだが、髪型は若い頃のチチのそれに近いポニーテールである。
基となった二人が美人かつスタイルが良いことを考えると、「イロッぽいで賞」にノミネートされることは何らおかしいことではないだろう。
鳥山の描き下ろしデザインでは武器としてお玉を持っている。こちらはチチの家庭的なイメージを反映したものと思われる。
性格・能力
性格も基の二人を反映した気の強いものらしく、上述の『ジャンプ』誌上で「悟空・ベジータでも倒せない」と解説されている。サイヤ人と言えども肝っ玉お母さんには敵わないようだ。
能力に関しては、チチが天下一武道会に出場できるレベルの武道家だったことから、それなりの格闘術を身につけている可能性はある。
また、天才発明家であるブルマの頭脳も受け継いでいるとすれば、まさに文武両道を体現した存在と言えるのかもしれない。
余談
応募作品の中には、このブルチ以外にも「チルマ」「ブルチチ」などのブルマとチチのフュージョン案が多く寄せられていたという。
二次創作では旦那組であるゴジータとペアで描かれることもある。
なお、pixivやニコニコ静画では他作品の女性キャラのフュージョン戦士を見ることができるが何故かゴジータやゴテンクスと同じ服装である。
同じく入賞作品(カッコイイで賞)に選ばれた「ゴハンクス」(悟飯と未来トランクスのフュージョン)の考案者は、『ToLoveる』などの人気作を持つ漫画家の矢吹健太朗氏その人(当時15歳)。氏は大のDBファンとして有名である。また、ゴハンクスは後に『ドラゴンボールフュージョンズ』、『ドラゴンボールヒーローズ』にも登場したが、デザインはかなり異なっている。