概要
アメリカ海軍の軽巡洋艦の艦級で、艦名は全てアメリカ合衆国の都市名。改良型のセントルイス級軽巡洋艦を含むこともある。
特徴
ロンドン軍縮条約の締結で、これ以上重巡洋艦の補充が出来なくなったことから「重巡並みの大型軽巡」を建造することとした。
仮想敵となるのは日本海軍の最上型重巡であるが、最上型とは違い20.3cm砲への換装は行われず、あくまでも15.2cm砲搭載の軽巡として扱われた。
同型艦
ブルックリン(CL-40)
1937年9月30日就役。
1947年1月3日退役。
1951年1月22日除籍、チリ海軍に売却されて艦名が「オヒギンズ(02)」となる。
1992年1月14日退役。スクラップとして売却されるが、インドへの曳航中の1992年11月3日沈没。
フィラデルフィア(CL-41)
1937年9月23日就役。
1947年2月3日退役。
1951年1月9日除籍、ブラジル海軍に売却されて艦名が「バローゾ(C11)」となる。
1973年スクラップとして売却。
サバンナ(CL-42)
1938年3月10日就役。
1947年2月3日退役。
1959年3月1日除籍。
1960年1月25日スクラップとして売却。
1966年解体処分。
ナッシュビル(CL-43)
1938年6月6日就役。
1946年6月24日退役。
1951年1月9日除籍、チリ海軍に売却されて艦名が「カピタン・プラット(03)」となる。
1982年5月20日退役。
1983年4月29日スクラップとして売却。
フェニックス(CL-46)
1938年10月3日就役。
1946年7月3日退役。
1951年4月9日除籍、アルゼンチン海軍に売却されて艦名が「ディエシシエテ・デ・オクトゥブレ」となる。
1956年「ヘネラル・ベルグラノ」と改名される。
1982年5月2日、フォークランド紛争中にイギリス海軍潜水艦「コンカラー」の攻撃で戦没。
ボイシ(CL-47)
1938年8月2日就役。
1946年7月1日退役。
1951年1月11日除籍、アルゼンチン海軍に売却されて艦名が「ヌエベ・デ・フリオ」となる。
1978年退役。
1981年8月スクラップとして売却。
1983年日本で解体処分。
ホノルル(CL-48)
1938年6月15日就役。
1947年2月3日退役。
1959年10月12日スクラップとして売却。
関連動画
youtube:USS Honolulu (CL-48), the USS Helena and St. Louis in the South West Pacific Thea...HD Stock Footage
関連タグ
セントルイス級軽巡洋艦 軽巡洋艦 巡洋艦 アメリカ海軍 最上型 タウン級
アズールレーン ブルックリン級 ブルックリン(アズールレーン) フェニックス(アズールレーン) ホノルル(アズールレーン)