概要
1997年4月18日生まれ。
1999年デビュー、2000年関東オークスで重賞初制覇、クイーン賞で重賞2勝、JCダート4着。2001年マリーンカップで重賞2勝、スパーキングレディーカップで重賞4勝、JCダート5着。
2002年マリーンカップ連覇で重賞5勝、マーキュリーカップで重賞6勝、エルムSで中央重賞初制覇で重賞7勝、JCダート4着。
2003年東海S2着、マーキュリーカップ3着、浦和記念で重賞8勝。
2004年アメリカのサンタマリアH5着後に引退。同牧場出身の同厩舎の先輩スマートボーイとは6勝1敗、トシザミカとは2勝1敗。
Jcダートの4着は14年ほど牝馬としては最高着順だった。ダート転向前も函館3歳Sと京王杯3歳Sで5着、チューリップ賞では不良馬場の中4着と中々の好成績を残しており、同期のイーグルカフェやアグネスデジタル程では無いものの、両刀の素質があったのかもしれない。
柴田善臣の代表騎乗馬で、重賞勝利は全て彼が騎乗している。G1未勝利馬としての獲得賞金は歴代7位である。50戦して掲示板を外したのは11回と抜群の安定感を誇っていた。
繁殖成績
生年月日 | 名前 | 性別 | 毛色 | 父 | 競走成績 |
2005年4月23日 | プリモウェイ | 牝 | 栗毛 | Giant's Causeway | 4戦0勝(USA) |
2007年2月25日 | ハヤブサエミネンス | 牝 | 鹿毛 | Medaglia d'Oro | 26戦2勝 |
2008年4月2日 | メダグリアスズカ | 牡 | 黒鹿毛 | Medaglia d'Oro | 24戦8勝 |
2009年4月11日 | ヴィットリオドーロ | 牡 | 黒鹿毛 | Medaglia d'Oro | 12戦4勝 |
2011年4月26日 | ホールドミータイト | 牝 | 鹿毛 | コマンズ | 12戦0勝 |
2013年3月30日 | クインズキンバリー | 牝 | 鹿毛 | ゼンノロブロイ | 7戦1勝 |
2014年4月10日 | ブレークオンスルー | 牡 | 栗毛 | サウスヴィグラス | 37戦5勝 |
2015年4月23日 | プリエミネンスの2015 | 牡 | 鹿毛 | ハードスパン | 未出走 |
2016年4月21日 | イージーナウ | 牝 | 青鹿毛 | シニスターミニスター | 22戦5勝 |
2004年にアメリカで繁殖入りした後、2010年に帰国。生まれ故郷のグランド牧場にて再び繁殖牝馬となった。2017年に繁殖牝馬を引退。何故か功労馬繋養展示事業の対象馬にはなっていないが、引き続きグランド牧場にて余生を過ごしている。
種牡馬入りしていた息子ヴィットリオドーロ産駒であるオマツリオトコは、2022年の兵庫ジュニアグランプリにて重賞初制覇を飾り、同年の全日本2歳優駿ではデルマソトガケのアタマ差2着に健闘する等活躍している。
牝系からも5番子ホールドミータイトから地方重賞を4勝し交流重賞でも上位入線するなどの活躍を見せているスティールペガサスが出ている。