プリンセスメーカーシリーズの第2作目。
初代と同じくPC-9801版が初めに出され、その後3DOにセガサターン,ドリームキャストやPCエンジン版やPS2リファイン版など多くの機種に出されている。携帯アプリにもなってたりする。
シリーズについての概要は「プリンセスメーカー」参照のこと。
一作目との変更点は…
・衣装が大幅に増えた
イラストは「龍のレオタード」。
1では季節に合わせて四種の服を着せかえる程度であったが、本作では店やイベントでいろいろな服を手に入れることができる。これによりステータスも変化するようになった。服によっては痩せないと着れない服があるのでいろいろな手を使ってダイエットさせることも…。
一例(スケアクロウ狩り)↓
前作では説明役がいなかったが、システムが大きく変わった為か彼が色々と説明をしてくれるようになった。武者修行の時に助けたり武闘会で負けた娘を励ましたりと娘との関係を育ませることもできる。最終的には彼と結婚するルートもある。
以降のシリーズにも登場する人気キャラとなった。
・娘にライバルが登場
イラストはライバルの一人、パトレイシア・ハーン。
ゲーム後半の14歳からはその時点でのパラメータに応じてライバルが出現する。彼女たちと競うために収穫祭の特定競技に参加させてもらえるか提案してくる。断ると親子関係が下がる。
今作でシリーズのシステムが完成されたといっていいほどであり、以降の作品は本作を基盤としている。独自システムの3や5よりも本作が好きという人は結構多い。
キャラクターデザイン以外メインのスタッフが関わっていないSFC版「Legend of Another World」や2015年のスマホ版も実質本作のリメイクである。
現在SteamやDMMで1とともにリファイン版が出ているため初心者が完全なプレイ環境を整える敷居も低い。
しかしセガサターン・3DO版のキューブのCVが田中真弓だったりと、各バージョンで違いがあるためいろいろプレイしてみるのも一興である。
これはまあ…うん… (最初期のPC-9801版のみ実は…)
そしてPC98版から30周年となる2023年、PS4,PS5,Steam,NintendoSwitch,向けの新作「プリンセスメーカー2 リジェネレーション」が発表、(同年12月21日から延期を経て)2024年7月11日に発売されることになった。
リファイン版の現行機移植ともいえるが、赤井孝美氏本人がいくつかのCGをPC98版に近いテイストで描き直しているとのこと。
スペシャルパックでは歴代PC版のBGMまで含めたサウンドトラックなども同梱される模様。
…なお、PS4,PS5版は倫理基準適応の為、娘のバストサイズを大きくするアイテム及び「父との結婚」「執事との結婚」エンドが削除されたうえ、2024年8月8日(木)に販売が延期されてしまっている。(なお、Steam,NintendoSwitch版は『無修正』の為販売日は変更されていない)
ストーリー概要
堕落した人類に鉄槌を下すべく神々は魔王に人間界への侵攻を行わせた。
人類側は多大な打撃を受け絶望する中、一人の勇者が現れ見事魔王軍を退けた。
その後魔王軍を倒した勇者は、「人間の可能性を試させてもらう」という名目で神様から天界の少女を預かることに。
彼女を18歳まで育て上げ、プリンセスにするのが、元勇者であるプレイヤーの新たなる使命になる。
娘
CV:笠原弘子(PCのほとんど、DC版)、久川綾(コンシューマ機のほとんど)、西村ちなみ(リファイン版)
神様達が勇者と人類を試すため勇者に授けた天界の少女。
こげ茶色のロングウェーブヘアに茶色い瞳、デフォルトではピンク色のワンピースを着ている。いろいろな夢を持った多感な少女。神様達によれば「天界でもっとも純粋な存在」であるらしい。
1以上にいろいろな結末を迎えるようになり、シリーズ定番の「暗黒街のボス」や「魔王」になるエンディングを迎えるのは彼女が初めて。
ただし「人類を断罪することに重きを置いた」魔王そのものとなるのはナンバリングでは彼女のみ。(ほかのシリーズでは単に地下を統治することが主だったり、複雑な事情でやむなく応戦しているといった事情がある。)
さらに本作の系列のみ「SMの女王」と化すエンディングを迎えたりする。
(2ページ目参照)
逆に「娼婦」やら「詐欺師」やらのあんまりな職に就くのも彼女が最後になった。
しかし何より重要なのは、養父(主人公)との結婚ENDが登場したことだろう(PCでの採用はこれが初めてだが、厳密には『1』のMSX2移植版が初である。ソース。)
このエンディングはゆめみる妖精以後も受け継がれており、シリーズ伝統のエンディングとなった。…なぜかスマホ版とPS4・PS5版にはないが。
関連イラスト
以下は元スタッフによる設定資料の一部。ちなみにロトの剣の詳細なデザインをした人でもある。
関連タグ
表記ゆれ