概要
インド・ヨーロッパ語族 - インド・イラン語派 - イラン語群に属する言語。
紀元前6世紀頃には既に碑文などに用いられており、651年のサーサーン朝滅亡以降の約200年間(この頃は主としてアラビア語が用いられていた)を除いて文献が途切れることなく残されている。特に9世紀末から19世紀初頭に掛けて中央アジアや南アジアの広い範囲で地域共通語として用いられてきた。
現在はイラン、アフガニスタン、タジキスタンの公用語で、話者数は4600万人。ただし、アフガニスタンではダリー語、タジキスタンではタジク語とよばれ、ペルシャ語とは別言語とされることもある。
表記はかつては楔形文字やパフラヴィー文字が用いられてきたが、現在では基本的にアラビア文字によって記される(旧ソ連のタジキスタンではキリル文字が用いられている)。
ペルシャ語でپارسی(Pārsī)と表記し、日本語では波語とも書く。
表記揺れ
関連タグ
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アルスラーン戦記:固有名詞などの用語にペルシャ語由来の語が多く用いられている