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センシティブな作品

ポリサム

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ぽりさむ

シリーズ5作目。1997年にハイパーネオジオ64向けに製作された。 SNKとしては初の3D格闘ゲームタイトル。正式名称は『SAMURAI SPIRITS~侍魂~』

修羅とは 大地を揺るがし 往く者のことなり

羅刹とは 大海を斬り裂き 逝く者のことなり

血潮の海に身を沈め 目の前の敵 全てを

斬る!

ストーリー

魔界と地上界に君臨する暗黒神は、半陽の男、半陰の女、そして無垢な胎児の三位一体の合一によって誕生するという。

合一に耐え得る胎児狩りは、各地に胎児消失事件を引き起こしていた。

暗黒神の復活に必要な、完全体の男女をさがす壊帝ユガ。

そして、地上には、覇王丸を執拗に狙う、半陰の女「色」の姿があった…。

概要

3D格闘ゲームとして新たに再スタートしたサムライスピリッツの続編。

「ポリサム」という通称の由来は今までの2Dスプライトによる表現から

ポリゴンによる3DCGになった事から。

現在は完全に3D化されているものの、当時は主にハイパーネオジオ64作品として

リリースされた『SAMURAI SPIRITS〜侍魂〜』『SAMURAI SPIRITS2〜アスラ斬魔伝〜』の2本を指す事が多かった。

剣質システム等今までのサムスピシリーズと類似する要素もあるが、

ステージ破壊・落下による移動やリングアウト等の3D格闘ゲームにしばしば見られる要素が組み込まれている。

サムスピシリーズのキモでもあった武器飛ばし・武器破壊要素が廃されており、

連撃システム「SCS(サムライ・コンビネーション・システム)」、行動によって消費するスタミナゲージといった要素が存在する。

作品評価

新キャラクターのデザイン・設定や演出など、評価される要素も存在するものの

1作目『SAMURAI SPIRITS〜侍魂〜』はシリーズの中でも屈指のゲームバランスの壊れぶり

ネオジオ64自体の展開失敗等から評価が大きく伸び悩んだ。

特に新たに導入された「スタミナゲージ」のシステムにより思ったように操作ができない、

連続技で11発目以降は一切補正が掛からないという異常なダメージ補正により

1コンボから即死が当たり前、必然的にこちらから仕掛けるのは危険極まるゲームバランス等、

ウリである滑らかな操作性を充分にアピールできないという結果となってしまった。

このことから、2作目に当たる『SAMURAI SPIRITS2〜アスラ斬魔伝〜』では

システム変更が多数行われ、バランス面でも調整の努力が窺えるものの

前述のネオジオ64自体がネックになっていた事と、同作が発売された1998年の

ゲームとしてはグラフィックの面で見劣りする(これもネオジオ64のスペックによる)点など、

今ひとつプレイヤー達に興味を持たせる事ができず、ネオジオ64の販売終了と共に姿を消す事となった。

当時のファンの間では今までのゲームシステムから大幅に変更し、

流行りの3D格闘ゲーム風になった事自体についても賛否両論があった。

なお、当初は「ポリサム」というとこの2作だけの事を指していたが、

2008年にTaito Type X2基板で(2011年にはNESiCAでも配信開始)『サムライスピリッツ 閃』が

稼働開始され、同作も従来シリーズとは毛色が異なる作品である事、

イラストレーターが上記2作と同じ北千里氏である事などからポリサム作品の1つとされる事がある。

2019年に発売された『SAMURAI SPIRITS』はグラフィックこそ3Dだが、システム自体は旧サムスピシリーズへ回帰している部分が多く、2.5D格ゲーの部類に入ることからもポリサムと呼ばれる事は殆どない。

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