服部半蔵(侍魂)
はっとりはんぞう
格闘ゲーム「サムライスピリッツ」シリーズに登場するキャラクター。
初代ではなく江戸時代中期の半蔵という設定。ちなみに、史実における服部半蔵は初代である保長を除き、全員が武将=侍である。最も有名な半蔵である服部半蔵正成(ワールドヒーローズの服部半蔵のモデル)も、伊賀同心(伊賀忍者)を指揮する侍である。
某くノ一や凄い漢、他のSHNOBIに比べると遥かに忍んだSHINOBI。
しかし、使う技の多くが火薬を使った爆発モノであるし、目立つ赤いマフラーをつけてしまってるため、そういう意味では完全な忍びとは言いがたい。
- もっともマフラーに関しては師匠から譲り受けたもののため、決して譲れないアイデンティティーらしい。
ほぼ全作品通して、飛び道具「爆炎龍」と、相手を抱えて高くジャンプし頭から地面にたたきつける「モズ落とし」が定番の必殺技。
初代サムスピではあまりのリーチの短さから、コンパチキャラであるガルフォードと共にダイアグラム最下位を独走し、半蔵の名を汚す醜態を晒した。
その為『真サムライスピリッツ』では爆炎龍がタメ技からコマンド技に変わったり空中で手裏剣を投げられるようになったりといった使い勝手の向上が図られ(また隠し技で完全に姿を消すなんて事もできた。発動すると操作してるプレイヤーからさえも見えなくなるので、カメラワークで位置を推測するしかなくなる)、『斬紅郎無双剣』以降は本格的なアッパー調整を加えられ、江戸幕府お抱えの忍びとしての面目躍如となった。特に、『斬紅郎無双剣』の羅刹が使える『忍法 爆炎微塵隠れ』は、3回決めれば敵を倒せるという、超高火力の必殺技だった。
『蒼紅の刃』では、かつて天草四郎時貞に体を乗っ取られていた長男・真蔵に代替わりしている。
プロフィール
冷静沈着で、数々の忍びの技を使う伊賀最強の忍者。
伊賀忍軍の頭領であり、その力で幕府を影から支える。
覇業三刃衆による「国家転覆計画」の情報を入手した幕府の密命を受け、その計画の首謀者と思われる慈限大師(じげんたいし)の行方を求め、単独で離天京へと向かう。
先代と比べて、忍装束が大幅に異なる(鉢金と肩当てと脛当ての違いが顕著だが、装束そのものの色も違う)が、伊賀忍以外には半蔵が代替わりしたことに気づかれていない模様。
年齢は不明だが初代サムスピにおける真蔵が10代後半であろうことから、本作の彼は30代後半であると思われる。
ちなみに、先代半蔵の生まれ年が(推定)1754年であることから、1810年の本作では、先代半蔵は56歳ということになる。
なお、単独行動に出た半蔵の身を案じ、部下の伊賀忍軍達がその後を追って離天京に向かっているのだが、その中に一人、かなりの手練の忍がいたらしい。
その忍は半蔵のEDにて、『真に影なるは、人知れず寄り添い守る者なり。真に影なるは、人知れず忍び生きる者なり。真に影なるは、人知れず老い朽ちる者なり』という、『忍とは如何なるものか』を示した言葉を呟いている。
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