マットジャイロ
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まっとじゃいろ
「マットジャイロ」は、特撮作品『帰ってきたウルトラマン』の防衛チーム「MAT」が運用するライドメカである。
全長 | 13m |
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全幅 | 16.4m |
重量 | 3t |
最高速度 | マッハ1 |
定員 | 2名 |
MATが運用するダクテッドファン形式の航空機で、機体左右に大型ローター、尾部に小型ローターを有している。その飛行特性から、劇中では輸送機として使われただけでなく攻撃ヘリコプターのような運用をされた。
見た目の通り垂直離着陸機であり、安定したホバリングや低速飛行が可能。
機体には特殊鋼が使われており、薬剤や高熱に強い。輸送能力は高く、胴体部の格納庫にはジープなどの車輛を収納できる他、収納できない大型の車輛や兵器を吊り下げていた。
武装として機体先端にレーザー砲、機体下部に機関砲を積んでいる。また、ロケット弾ポッドを装備したり、ナパーム弾、噴霧塗料、消火剤、冷凍弾といった特殊な弾薬を発射したこともある。
劇中ではマットアロー1号ほど目立ってはいないが、要所要所で活躍している。複数の同型機で作戦行動をする場面があり、その際には「ジャイロA、ジャイロB」と呼称されていた。
科学特捜隊やウルトラ警備隊にはなかったタイプの機体であり、当時の視聴者には目新しかったこともあり、古参のウルトラシリーズファンにも比較的知られていたりする。
地味にファンを獲得しているためか、立体化される機会も少なくない。
デザインの原型となったのは、アメリカの航空機メーカーであるベル社が試作したX-22という4つの可動式のダクテッドファンを付けた垂直離着陸機という噂が有力(初飛行は1966年)。というか、ローターの数以外は割と近いデザインだったりする。
また2000年代にアメリカ軍に配備されたV-22オスプレイが話題になった時は、このマットジャイロを連想した人が少なからずいた模様。ただし、こちらはマットジャイロのようなダクテッドファンではなく、ティルトローター方式である。
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