概要
「ゴーレム」とは、ユダヤ教の伝説で、「自分で動く泥人形」を表す単語である。すなわち、マッドゴーレムは本来の意味におけるゴーレムに最も近いと言える。しかし近年では『ドラゴンクエスト』や『スレイヤーズ』等における、「自分で動く石人形」のイメージが強いというのもあり、やわらかい土や泥で出来たゴーレムを差別化のためにこう呼ぶことがある。
『SDガンダム外伝』のマッドゴーレム
第二章「伝説の巨人」に「巨人マッドゴーレム」として登場。といってもこいつが伝説の巨人というわけではない。伝説の巨人サイコゴーレムを模してジオン族の作ったモンスターである(OVA版では真実の鏡を守護する守り神であるなど、作品によって設定は異なる)。巨体を有するものの名前通り泥でできているため火や高熱に弱い。モデルは『機動戦士Zガンダム』に登場するサイコガンダムMk-Ⅱ(人格や立場のモチーフはプルツー)。
第四章「光の騎士」では「モンスターマッドゴーレム」として登場。巨人マッドゴーレムとは額の穴がない、体表面が溶けていないといった外見上の違いがある。量産されており、ムーア界突入後は雑魚敵としてわらわら出現してくる。
ゲーム作品では雑魚敵だったり中ボスだったりと、作品によって立ち位置が異なる。一部作品では「ウッドゴーレム」「ストーンゴーレム」「クレイジーゴーレム」「スチールゴーレム」といった派生モンスターも登場している。
『スーパーロボット大戦BX』では「モンスターマッドゴーレム」名義で登場。ジオン族のザコ敵として大量に登場する。宇宙空間を平然と歩いて殴りかかってくる様はシュールである。同作の設定では、BX世界の物理的な炎に対しては耐性を持つが、炎属性の魔力には弱い。
しかし、前述の通りモチーフはプルツーなのだがそれを知った彼女の妹はどう思うのだろうか…。