概要
ドラゴンクエストⅠ及びその前日談にあたるドラゴンクエストⅢにおいてアレフガルド大陸南部に存在する城塞都市。城壁に囲まれているのが特徴的。
ドラゴンクエストⅠ
Ⅰではゴーレムが勇者の行く手を阻む形で入口を守っており、倒す事も可能であるがマイラの村で入手した妖精の笛を使用して眠らせるのがベターとなる。
購入可能な剣では最も強い炎の剣や、Ⅰではロトの盾が存在しない為ゲーム上最強の盾となるみかがみの盾を購入できる。
ドラゴンクエストⅢ
Ⅰより前の時代になるが大魔王ゾーマの勢威を恐れて市民は滅びをただ待つのみの無気力な人々が多く、武器・防具屋等は営業していない。とはいえ、全ての人間が無気力ではなくこの時代にまだ無いゴーレムを開発している人物もおり、娯楽であるモンスター格闘場も存在する。また吟遊詩人ガライはこの町の宿屋に滞在している。
ドラゴンクエストⅡ
アレフガルド大陸は登場するが竜王のひ孫の口からメルキドは過去に存在していたような口ぶりで語られ、実際マップでもメルキドのあった場所に町は存在しない。
ドラゴンクエストビルダーズ
本編ではほぼ最後に訪れる街だが、今作では最初の舞台。
主人公はここの地下深くの墓で目覚め、町を復興していくこととなる。
竜王の力で空が闇に覆われ、かつてメルキドがあった場所も跡形もなく破壊されてはいるものの、まだ自然が残っており、地面は草に覆われている場所も多いため、アレフガルドの環境の中ではこれでも比較的マシである。
かつて竜王が人々から物作りの力を奪ったとき、当時の人々はなんとか城塞を築いてそこに避難。守りの方は強固だったものの、事前に食料も準備できない環境下であった事と閉鎖空間の中で人々の不安が拭いきれていなかったことが災いして結果として後の時代に地獄絵図と称されるほどの惨状になってしまい、その結果メルキドを守るためにメルキドの人間を脅威とみなしたゴーレムに滅ぼされてしまった。
その惨劇の跡は、旅のとびら青の先の滅びた城塞の中に転がる夥しい骨の数から窺い知ることができる。
そんな悲劇的な背景が垣間見える城塞だが、本編では制作できない城のカベや城の床で建物が作られている他、タペストリ、きぞくのいす、キングベッド、ドレッサーと拠点の発展に活かせる家具がたくさんあるため、ここをまるまる全部解体してビルダーの作る新しいメルキドの礎にしてしまうのも悪くない。
中でも城のカベはメルキドで手に入る建材の中ではトップクラスの硬さを誇っており、メルキド編の中でこの壁を破壊できるモンスターはゴーレムくらいしかいない。
そういう事情もあってここの城のカベはなるべく沢山持って帰りたいが、うっかり足を滑らせて落下しないよう注意。
ドラゴンクエストビルダーズ2
本作では直接の登場はないものの、主人公とルルの出身地として名前のみ登場。
曰く「一度滅ぼされたが、伝説のビルダーによって復興した」らしく、上述の『Ⅱ』本編の歴史とはまた違う状況となっている。