概要
『スーパーマリオRPG』のカントリーロードやベロ〜ムしんでんで出現する敵キャラクター。
少しややこしいが名前はモクラクラーであってモクモクラーではない。
他のモンスターと比べるとかなり特殊なポジションでマリオがフィールドを歩いていると稀に高速で忙しなく動き回る青白い煙のような「何か」が出現する事があり、これに接触すると戦闘に突入する。
何気にボス戦のBGMが流れる中でマリオ達が対峙するのは影も形もない「しょうたいふめい」という謎の敵だが、これの正体こそがモクラクラーである。
戦闘開始時は姿が見えない上にこの状態では通常攻撃が一切効かないがスペシャル技を使ってみると「ゲヒ ゲヒ ゲヒ」という笑い声(?)と共に正体を現し、その姿はクッパのスペシャル技「どくガスもくもく」のエフェクトに登場するキャラクターにそっくりである。
その割にモクラクラー自身は毒状態にする攻撃は一切仕掛けず「しょうたいふめい」状態を含めて雷や氷属性の技を多用してくる。
「しょうたいふめい」の時は通常攻撃を無効化していたが、正体を現した後はスペシャル技が一切効かなくなるので注意。
正体を現した後はこちらの通常攻撃も通せるようになるが、代わりにモクラクラーの魔法攻撃も威力が増すため初めてカントリーロードを訪れた時期に遭遇するとかなりの苦戦が予想される相手。
しかし、モクラクラーは通常攻撃を使用せず属性魔法でしか攻撃しないため誰かにセーフティーリングを装備させておけば、絶対に負けなくなる。
幸いにも自分から接触しない限りモクラクラーとの戦闘は発生しないので、十分な準備が整っていないなら出現してもそのまま無視して進んでしまおう。
ただし、出現自体はランダムな上に比較的レアな敵なのでいざ戦おうと思うと戦闘よりも捜索に苦労する事になる。
また、ナンダロウ系統と同じくモクラクラー戦は逃げる事ができないので、戦闘を仕掛ける際には万全の体制を整えておいた方が良い。
先述のように戦闘ではボス戦のBGMが流れて倒すにも特殊な手順を要したり出現自体が稀であるなど明らかに特別な待遇を受けているキャラクターなのだが、その割にはみんなのトラウマになり得るような恐ろしい戦闘力を誇っているわけでもなく倒せばうれしい特典が待っているわけでもない(一応、貴重品である「ロイヤルシロップ」をドロップする事がある)。
アーミーヘイホーやパクールのように経験値やコインが多いわけでもないし、倒すとフィールド上に変化が表れるなんて事も無い。
倒しても「一体あれはなんだったんだ…?」というどこか虚しい感想だけが残るキャラクターである。
ストーリーやイベントをほぼ完全に攻略し切った後でもボス戦のBGMを聞かせてくれるという意味では貴重な存在ではあるが。
なお、ジャンプや雷属性のスペシャル技や状態異常全般はモクラクラーには効果が無いものの「しょうたいふめい」ならスペシャル技で攻撃すればダメージは与えられなくてもモクラクラーとしての正体を現す。
「しょうたいふめい」のままでは倒せないので、攻略法がわかってる時はさっさとスペシャル技をお見舞いしてやろう。
ところが仮にFPが尽きてしまっていて尚且つ戦闘中にFPを回復する手段が無い場合はモクラクラーの正体を暴く事が出来なくなり、完全な詰みとなってしまう。
加えて前述したセーフティーリングなどの属性魔法を無効化するアクセサリーを装備している場合はモクラクラー側もこちらを全滅させる手段が失われてしまうという状況に陥ってしまい、こうなればゲーム自体をリセットするしかない。
FPが0になる状況はそうそう訪れないだろうが、一応の注意は払っておこう。
リメイク版でもこの状況に陥る可能性はあるが、こちらはオートセーブが実装されているため原作よりはセーブを忘れた時の損失は少ない。
リメイク版ではモンスターリストが実装された事でモクラクラーについて解説されているが…
「正体が不明なので、解説のしようがありません。」(しょうたいふめい)
「不明だった正体が明らかになった!?えーと・・・魔法攻撃が強いので要注意。」(モクラクラー)
結局のところ正体に関してはリメイク版でも不明のままだった。