「お前のヘタクソな少女マンガを食ったおかげで俺の腹の具合は最悪だ! みんなには散々馬鹿にされるしなぁ~」
CV:丸山詠二
『機動刑事ジバン』23話「マンガを食い過ぎた怪物!」登場
概要
町中の本を食い尽くし、本をなくす=文字を失わせることで人間の文明を衰退させようと犯罪組織バイオロンが送り込んだヤギのバイオノイド。書店や図書館からありとあらゆる本を食い尽くそうとした。(現実でもナチス・ドイツなどが焚書をしていたのでそこからの発想と思われる)
能力も体をイラストにして、細い隙間を通り抜けるというもの。
戦闘用に作られていないため腰が低く、食べた本の内容が悪いと腹を壊して胃腸薬を欲しがることになる。
実はヒーローになる願望があり、売れない少女漫画家・星山リュウタロウ(演:小野寺丈)を拉致して自分が主人公の漫画を描かせようとした。しかしジバンに阻止され、命乞いをする情けなさを見せた。
「一度でいいから自分がヒーローになって大暴れする姿を本に載せたかった」とドクター・ギバに語ったことでマッド・ガルボから戦闘用に改造することを提案されて無理やり強化された。そして星山にマンガを描く手を休めると高圧電流が流れ黒焦げになる特殊な電気椅子に座らせて、自分がジバンを倒すマンガを描かせようとした。
強化されたことで相手に紙吹雪を浴びせて動きを封じる能力を追加されたが、バイカンのレーザー砲とセルフガードヒーターで溶かされ、反撃される。
強化したとはいえ、ギバは元々ヤギノイドを頼りにしていなかったようで、ミサイルでジバンもろとも吹き飛ばそうとし、ジバンから説き伏せられるも、もはや自分がヒーローになること以外はどうでもよくなっていて意にも解さなかった。
最後はジバンエンドで両断され、「ヒーローが負けるなんて、そんなばかな!」と叫んで消滅した。