概要
『ハーメルンのバイオリン弾き』に登場する愛の勇者ライエルと、元魔界軍王No.3妖鳳王サイザーのカップリングの総称。
最初は敵同士として出会ったのだが、フィーネ山脈でサイザーに「美しいな」とおでこにキスされたライエルは純情っぷりを大いに拗らせ、
コッテコテな少女漫画のような妄想『我が青春に一片の悔いなし!!』(ファンタジーの世界観を無視した学園ラブコメ、サイザーキャラ崩壊)を脳内で展開しては、鼻血による出血多量で死にかけた。
その後、単身北の都に向かっていた途中で精霊からサイザーの想いを伝えられたライエルは、魔族を裏切って処刑されかけたサイザーを助けに現れてハーメル達と合流。
しかし、仲間になったサイザーはライエルを全く覚えておらず、親交を深めようと渡した交換日記もゴミ箱に捨てられて再起不能寸前に陥り、精霊の火の鳥くんをサイザーと思ってすがり泣くほどライエルはショックを受けた…
ライエルの片想いは空回りっぱなしだったが、サイザーがハーメルとパンドラの過去の話をライエルに聞きたがったりとちょくちょくセットで描かれる。
脈が全くないように見えたがそれでもスコアを出る頃になるとかっこよかったと言って好意的な表情を見せたり、トロンの剣からサイザーを庇ったライエルの唇にキスしたりする場面も見られる等、奥手同士ではあるが徐々に関係を縮めていった。それ以降、サイザーは「ここにはいられない」とパーティーから出て行ってしまい、ライエルも剣の傷が深く、長らく脱落してしまうのだが…
ヴォーカル編では敗北したサイザーが何でも切れる剣の鍵として肉体から魂を抜かれ、ヴォーカルの思考を植え付けられた肉体は殺戮と破壊を繰り返してしまう。
傷つきながら必死にサイザーに呼びかけ続けたライエルの命懸けの行為もむなしく…と思われたが、ライエルの声はちゃんとサイザーに届いていた。
多くの人間を殺し、オカリナの命と引き換えに生き永らえて自暴自棄になったサイザーをライエルが落ち着かせ、生きる決意を固めさせた事で大接近。
サイザーの急激なデレとアプローチに動揺したライエルは鼻血の海に沈み、サイザーも血まみれに…
その後の最終決戦でサイザーはライエルを巡ってファイフと女の戦いを繰り広げたり、大魔王ケストラーに血まみれの姿で「私のライエルに手を出すなー!」と絶叫する姿を見せる。
最終回のエピローグでは一人娘のオカリナを設けるが、まともに子作りできるようになるまで10年もかかったと語られていた。
続編である「続ハーメルンのバイオリン弾き」の改変世界ではライエルはギャグをやらないワイルドな長髪のハンターとなっており、言葉を失い代わりにオーボウが側について代弁している。改変世界でも敵同士として出会うが、今度はライエルの方からサイザーの頬の傷を舐めて彼女が赤面するなど関係性が若干逆転している。ちなみにこの世界のライエルの魔器は黄金のピアノでは無くシンセサイザーである。
夢世界でハーメルへの復讐心からワイルドなハンターになっていたライエルは途中の現実世界で目覚め、覆面を被った謎の人物として夢の中に登場する。以降のワイルドなライエルはサイザーの彼に殺されたい、本当は自分を嫌っていると思い込んだ幻影であり、幻影がヴォーカルによって殺された事により本物のライエルが登場。サイザーにここで初めてプロポーズする。
実は子供の頃、二人は出会っていた事が判明。ライエルがハーメルに両親を殺された頃、ある少女のおかげで彼は心境の変化が始まるのだが、それが戦いでボロボロになった子供の頃のサイザーだった。
アニメ版では、サイザーがライエルにキスした以外はフラグも何もなく、最後までただの敵同士だった。
ただし、打ち切りにならなければサイザーが仲間になる予定だったので、本来の予定ならば恋愛関係になっていた可能性がある。
関連イラスト
関連タグ
NL 人間×人外 異種間恋愛 勇者 人間 天使 魔族 堕天使 鼻血
ムシャ(らんま1/2)(ドラマCD・劇場版と中の人が同じ。ついでに♂→♀なのも共通している)