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概要編集

奄美郡島沖縄諸島にかけて分布するノコギリクワガタ属のクワガタ

日本最大のノコギリクワガタ。


学名はProsopocoilus dissimilis

種小名は「不揃いの」という意味で大顎の内歯の形状にちなんでいる。


頭楯がノコギリクワガタより長く、尖端が二又になっている。

また上翅に艶があることや、内歯が纏って生えており大顎がスッキリとした印象を持つ点もノコギリクワガタとの違いとなる。


大人気アーケードゲーム甲虫王者ムシキング』シリーズには登場しない。


亜種編集

7亜種に分類されている。


原名亜種(ssp.dissimilis)

アマミノコギリクワガタと呼ばれる。

奄美大島加計呂麻島に分布。

最大亜種で体色は黒色。ただし個体によっては赤みを帯びる。

雌はスジブトヒラタクワガタのように上翅に筋が入る。


トカラノコギリクワガタ(ssp.elegans)

トカラ列島に分布。

体が細めで、全身が美しいオレンジ色をしている。

余談だが、トカラ列島では昆虫の採集が禁止されている。


トクノシマノコギリクワガタ(ssp.makinoi)

徳之島に分布。

雌雄共にアマミノコギリに似るが全体的に太短い。


オキノエラブノコギリクワガタ(ssp.okinoerabuanus)

沖永良部島に分布。

体が細く、大顎の湾曲が緩い。体色は褐色〜オレンジ色。


オキナワノコギリクワガタ(ssp.okinawanus)

沖縄本島、古宇利島に分布。

大顎の湾曲が緩い。体色は黒色〜赤褐色。


クメジマノコギリクワガタ(ssp.kumejimaensis)

久米島に分布。

オキナワノコギリに似るが全体的に太短い。


イヘヤノコギリクワガタ(ssp.hayashii)

伊平屋島に分布。

大顎が短く、体も太短い。体色は鮮やかな赤褐色。


関連項目編集

クワガタムシ

ノコギリクワガタ

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