概要
インド北東部、ミャンマー北部、中国南東部、ベトナム北部にかけて分布している。
学名は「Prosopocoilus confucius」。
小種目は古代中国の思想家・孔子に由来する。
最大113.0mmの個体が確認されている大型種であり、ノコギリクワガタ属ではギラファノコギリクワガタに次ぐ大きさとなる。
また、クワガタ全体で見ればギラファノコギリクワガタの122.0mm、マンディブラリスフタマタクワガタの119.5mm、パラワンオオヒラタクワガタの115.3mmに次いで4番目に大きくなる種である。
大顎は基部と先端が緩やかに湾曲し、中央は直線状となり、全長の1/3〜半分近くまで下方向に伸びる。内歯は発達せず、中央に1つと間隔を開けて前方に小内歯が複数並ぶ。
上翅はツヤクワガタのような艶がある。
ギラファノコギリクワガタの近縁種とされており、体型や大顎の基部に形状の類似が見られ、外観を一言で言い表せば、「大顎の形状を地味にしたギラファ」である。
生息地ごとの形態の違いは確認されておらず、亜種分けはされていない。
標高の高いの山岳地帯に生息していることから、低めの温度を好むとされている。
大型種ではあるが、先述の外観のせいで他の大型種の人気に埋もれて知名度が低いため、一部の専門店や図鑑で見かける程度であり飼育人口も少ない。
甲虫王者ムシキングシリーズにも登場していない。もし登場していた場合、強さ180、必殺わざがチョキになっていたと思われる。性格は必殺わざ、強さが同じ虫との差別化の為にディフェンスタイプになっていたかもしれない。