ルイーゼ(進撃の巨人)
るいーぜ
CV:永井真里子
4年前のトロスト区襲撃の際に、無垢の巨人の襲撃からミカサに命を救われたことでその強さと気高さに憧れて兵士を志す。
しかしルイーゼが訓練兵団を修了する頃にはウォールマリア奪還作戦などを含めた調査兵団の主要な戦いはあらかた片付いており、ミカサ達104期生と肩を並べて戦うことは叶わなかった。
ウォールマリア奪還から4年後。どういう心中の変化があったのかは定かではないが、ルイーゼはイェーガー派の一人となり、兵団転覆のための工作活動に携わるようになっていた。
イェーガー派が兵団を掌握した後の、マーレ軍との最終決戦の際には、エレンの護衛と無垢の巨人の掃討のためについに念願のミカサとの共同戦線を行う。だが皮肉にも間近で戦うミカサに見とれていたせいで、雷槍の爆発に巻き込まれて致命傷を負ってしまう。
エレンによる地鳴らし発動後。病床にて所持品の回収に来たミカサに、自分がいかにミカサに憧れていたのかを告白するが、フロックの暴君っぷりと地鳴らし及びジークの脊髄液の件が明らかになったことで、104期生達のイェーガー派への印象は最悪のものになっており、ミカサはルイーゼの今際の言葉に一切耳を貸すことはなかった。
もっとも、フロック達イェーガー派達はパラディ島を守る為にはそうせざる得ない事情あった故の行動であったし、むしろ事情を理解した上で塩対応をしたミカサの狭量さを現したと言える。
そもそも、自分達も王政に対してこのままでは壁内人類が滅ぶからとそれを大義名分にしてクーデターを起こしたり、地鳴らしを止める為なら仕方ないと言い訳してパラディ島の同胞であるイェーガー派達を殺しいるので同じ穴の狢であり、彼らの行動を批難するのはダブルスタンダードと言える。
なおイェーガー派の暴虐が発覚する前は、ミカサは(酷くぞんざいな扱いとはいえ)ルイーゼに皮肉を投げかける程度の関心は持っていたので、世界の存亡をかけた最終戦争の最中でなければもう少し救いのある結末もあったと思われる。
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私はあなたに近づきたかった。
ルイーゼ→ミカサ。126話のルイーゼの心境とエレンとのやり取りを、私なりに解釈・妄想して補完した小話。 表紙はろに様(https://www.pixiv.net/artworks/81664654)からお借りしました。2,053文字pixiv小説作品