※ちょっとネタバレがあります。
まぁ発売してから時間経ってるしいいよね。
シリーズ全般に関してはこちら。
ほとんどの作品が投稿されているタグ。オーソドックスなキャラ説明と迷言はこちら
『妖精来襲』
『ルミナスアーク3 アイズ』(Luminous Arc 3 EYES)は、マーベラスエンターテイメントから2009年12月10日に発売されたニンテンドーDS用シミュレーションRPG。
キャッチフレーズは「戦え、変身せよ。」
前作から戦闘システムなどを引き継ぎつつ、改善が行われている。
無印→2からも改善されていたが、さらにプレイしやすくなっている。
とくにターン進行については上画面で敵味方全員の順番を視覚的に把握できるようになった。
順番を予測しながらプレイするということに関しては前作より負担が減り、自分の進行、動作などの手番の調整をしていくなどより戦略的になった。
今作からキャラクターのレベルアップ時には平均的な成長率の『バランス』とキャラ特有の成長率『ユニーク』という二種類のパラメーター上昇タイプを選択して成長させる。
特にユニークはキャラごとに個性あふれるステータス振りになるため、キャラ選択を考える楽しさが生まれる。その偏ったステータスは時としては難易度が上がったかのように苦しめられたり、逆にあっさりクリアできたりするようになる。まさに『ユニーク』。
またさりげないことではあるが、前作と比べて戦闘面において属性が重視されている。
前作では魔女以外の味方ユニットはほとんどが無属性であったのに対し、今作では基本の六属性が2名ずつに主人公という構成となっている。
属性をうまく使っていくことで戦闘も優位に進めることが可能だろう。
世界は、魔法騎士“マギ”に託された。
ストーリーはこんな感じ。
聖バルディア王国により、世界は統治され人々が平和に暮らしていた。
人々はかつて世界を救ったという聖魔女シヴィルと伝説の騎士アーノギアを讃え、そして、魔法の力を使える素質をもつ者はマギの騎士と呼ばれ、賞賛と羨望の的であった。
しかし、世界に妖精という災厄が舞い降りた。
戦いが、人を、世界の全てを変えようとしていた。
主人公レフィはマギの騎士に憧れ鍛錬に励む少年。
妖精フェリシアに襲われた人々が生活するレスト聖会に住んでいた。
ある日、レスト聖会を突然フェリシアが襲撃する。
戦火のさなか、幼馴染の少女リリがフェリシアに襲われ瞳狩りに会い、レフィはマギの騎士として覚醒する。
フェリシア襲来から数ヵ月後、レフィは、ウルガルド魔法学院に編入してくることとなる。マギの騎士となり、妖精を討つために。
そこには、沢山のマギ候補生と、既にマギの騎士に覚醒した者たちがいた。学院の中で仲間と共に日々鍛錬に励むレフィ。しかし、妖精フェリシアの再襲来によって、学院生活を送りながら、戦う運命を背負わされることになった。
――というwikipeなんとかディアさんの引用(というか、この文自体が公式の文をいじったもの)
簡単に言えば学園物である。
マギの騎士というヒーローのような存在に主人公が覚醒し、迫り来る妖精と戦うという認識でよいだろう。
今作の大きな流れとして、章の動きは次のようになる。
章スタート
↓
今回の概要
↓
デイタイム(自由行動)
このときに装備・アイテム購入やクエストに行くことが可能。
↓
出撃
ストーリーによっては戦闘が複数回ある場合もある。
↓
アフタータイム(自由行動)
デイタイムと同様に自由に動き回れるほか、キャラとの親密度を深めるアフターブレイク、章が進めば有料でパラメータを上昇させる鍛錬などもここで可能。
アフターブレイクは恒例の親密度上昇イベントで、主人公以外のメインキャラすべてと今作では一部のサブキャラクターにも存在する。サブキャラの場合、イベント戦闘が挿入されるものがある。アフターブレイクと鍛錬はクエストなどと違い、イベントごとに定められた時間消費があるため発生させられる数に制限がある。
↓
就寝(時間を全消費or任意で自室ベッドへ)
↓
次章へ
キャラクター
ルミナスアークシリーズお約束ではあるが、
- 全員武器が異なる
- 女性だけバストサイズがなぜか明記されている
バストサイズが気になる?公式サイトに行くと幸せになれるだろう。
今作のキャラクターは変身する。
普段は学生服なのだが、いかにもRPGっぽい戦闘装束に変身する。
それぞれクラスあるいはマギタイプと呼ばれる変身モチーフがあり、
男性は『ディラ・アルクス・ウォルメラーナ・(マギタイプ)!』
女性は『ディラ・アルクス・メラーネ・(マギタイプ)!』
──と、掛け声を上げて変身する。
たとえばレフィ(ベルセルク・マギ)ならば
『ディラ・アルクス・ウォルメラーナ・ベルセルク!』 となる。
レフィ
(声:小野大輔)
17歳/身長:175cm/武器:大剣
ベルセルク・マギ。属性は『無』。ラピスの位置は両肩。
ウルガルド魔法騎士学院に転入してきた少年。
妖精の「瞳狩り」に遭ったことで、マギの騎士として目覚める。
普通は体表に一つだけ発現するラピスが二つ現れた「双紋のラピス」の持ち主。
強い意志を持つゆえ、我を張りすぎる一面も。よくお腹をすかせている。
後に星の瞳として目覚めラグナロク・マギとなる。
それにより変身シーンも変化。属性も『銀』に変わり、ラピスも一つになる。
覚醒前もAOは低くないが、覚醒によりAOとムーブ、ジャンプが1ずつ伸び、使いやすく化ける。ちなみにレベルアップ時の成長パラメータも1増えるので、低レベル覚醒を目指すプレイヤーが大量発生したとかしないとか。
仲間とのアフターブレイクをこなすことで使用可能になるユニゾンストライクもあるため、攻撃においては頼れる主力である。
ユニークで育てた場合、防御がのびず攻撃が良く伸びる。
唯一の無属性→銀属性と、属性相性を気にせず攻撃できるのも特徴。
エルル
(声:中村繪里子)
16歳/身長:158cm/武器:笛杖(笛として利用可能の杖)
セイレーン・マギ。属性は『水』。ラピスの位置は背中(首の下あたり)。
医療魔法をきわめるために勉強中、医食同源のもと、料理の研究にも余念がない。
みんなを癒すことを目標に頑張っている。
料理は美味しいと評判だが、ときおり塩と砂糖を間違えるおっちょこちょいな一面も。
セイレーン・マギの性質により天使の声を聞くことができる。
とある経緯で天使が黄昏になった際に仮死状態となるも、輪廻の河にてラグナロク・マギとなったレフィの呼びかけによって生還する。
序盤から参加し、回復がメインとなる役。序盤では攻撃魔法を覚えるまでが若干辛い。
AOが低い典型的な魔法使いタイプ。序盤で扱い方を覚えておこう。
ターンごとに攻撃するか回復するかをしっかり見極めたい。
ユニークで育てた場合レジストとマジックが良く伸びる。
遠距離攻撃のターゲットになりやすい傾向にあるようなので対魔法攻撃の避雷針としての運用も一考の価値あり。
FDが範囲攻撃であるため、雑魚掃討にも活躍することが多い。
ゾディアックカードは水瓶座。水のイメージからだろう。
グレン
(声:杉田智和)
18歳/身長:183cm/武器:槍
ケルベロス・マギ。属性は『火』。ラピスの位置は腹部(鳩尾のあたり)。
また伝説の騎士アーノギアと同じとされる「紫雲のラピス」の持ち主である。
レフィと同じ聖会施設で育つも、早くにマギへ覚醒しウルガルド魔法騎士学院に入っていた。学院のNo.1であり、マギの騎士の集団メイガスのリーダーである。
日々の鍛錬を怠らず、力と強さを追い求めている。
人一倍責任感が強く、仲間想い。他の生徒たちからの人望も厚い。
訳あって敵側の駒と化してしまうが、こちらも後々レフィに救出される、
今作のヒロインとも言えるほどのキャラ(ただし男)
中途離脱後、選択肢になどによって再加入しない場合があるので注意。
槍の攻撃範囲によって、痒いところに手が届く場合もあるキャラ。
序盤の前衛、後半の闇属性対策として役立ってくれるだろう。
(前作の赤い槍使いと違い)AOも移動もそこそこあり、安定した使いやすさ。
イベントにより生死が分かれ、生存時にはバランス型で育って再加入となる。
ユニークをここから積むとユニークらしさはほかのキャラに比べて薄め。
特徴としてはテクニックが高い堅実キャラ。ガード・レジストは薄いので注意。
ゾディアックカードは獅子座。火属性であることも初代の兄貴分をほうふつとさせる。
アシュレイ
(声:水樹奈々)
18歳/身長:164cm/武器:双剣
ヴァルキュリア・マギ。属性は『闇』。ラピスの位置は胸部。
黒バラの騎士と呼ばれる、美しく気高きマギの騎士。
貴族の名門アナン公爵家を継ぐものであり、メイガスのサブリーダー。
憧れている女生徒も多い。図書館に行くと有志による『黒バラ会報』なるものが閲覧できる。
風紀委員長として規則違反を取り締まり、その鉄拳制裁は怖れられている。さらに、お家柄で法律全書を絵本代わりに育ったという彼女は、風紀委員長となって規則を150以上増やした実績?の持ち主である。
実は可愛いもの好きで、コピンに並々ならぬ興味を示す。
それにしても風紀委員長なのにスカートがかなり短い。いいぞもっとやれ。
(ついでにいうと女の子なのにドット絵の足の開き具合が男と同じ。いいのかお嬢様!?)
フェリシアとの戦いで命を落とした兄ロイスを思い出す為、ディーノを苦手としている。
前衛の攻め手といえばこの人。高いAOを駆使した手数型のキャラ。
さまざまな範囲の技を持ち、近中距離の要。
さりげなく状態異常を回復できたりするため、何かと活躍することが多い。
ユニークで育てると、体力と防御がのびる。後衛を守りつつ切り崩す騎士の鏡。
多分防御が高いのは胸がn(※ここの記述は鉄拳制裁されました)
ゾディアックカードは牡羊座。ボリュームたっぷりの頭髪はたぶん関係ない。
ハイネ
(声:吉野裕行)
※腕の上にいるのはボナパルト(後述)
18歳/身長:177cm/武器:破砕盾(魔法で盾を生成し、それをぶつけて攻撃)
イージス・マギ。属性は『木』。ラピスの位置は腹部(へそのあたり)。
ウルガルド魔法騎士学院のマギの騎士の先輩。秀でた防御力を有している。
戦闘はあまり好きではないが、その能力ゆえにマギの騎士に。通称『防御の男』。
でも最大の武器は憎めない笑顔。そして、やられてもへこたれない強靭な精神。
また「可愛いモノには、全て可愛い匂いがある」という持論の持ち主。
自称「カワイイ探知機」こと、イナルナの匂いを『革...と言うか鞭の匂い』と表現するほど鋭敏な嗅覚を持ち、幾度となく探し物に効果を発揮。
モニーク侯爵家(イナルナ談。ハイネは自身をモニーク伯爵の子と名乗っている)という貴族の出だが家は没落しており貧乏だという。そのため日常は山でのサバイバル生活だという環境でタフに育ったとのこと。
夢は近衛騎士団に入ること。もっぱらイナルナに振り回される描写が多い、不器用な男。
キャラ設定の通り、まさに防御の男。AOの遅さを逆に利点とする特技すらある。
基本的に前衛で囮のように活躍させることが多いだろう。
ユニークではずば抜けたガードと体力が伸びる。さりげなくレジストも高い。
戦士タイプとしてはAOの遅さが欠点。敵を切り崩していくというよりはサポート寄り。
華々しい戦果を上げることは難しいが、影の功労者としては非常に活躍する。
ゾディアックカードは蟹座。ちなみにカニはこのシリーズにおける天敵。
イナルナ
(声:沢城みゆき)
16歳/身長:156cm/武器:サザンウィップ(鞭。キャットオブナインテイルに近い)
イシュタル・マギ。属性は『光』。ラピスの位置は額。
聖バルディア王国を治めるサルモン・聖バルディア・アグレティア王の一人娘。フルネームはイナールナディア・イスタシア。母は物心つく前に他界。それに歳の差もあってか王には溺愛されている。
おてんばでわがままとの評判で通称「ワガママ姫」。噂されるエピソードの数々にはやや誤解もあるようだが。
何事にも積極的だが、王室育ちゆえにどこか世間とずれている。
一番に民のことを考え、先陣を切ってこそ示しがつくと考える勇敢さを持つ。
アシュレイやハイネと面識があり、「強がりアシュレイ」「犬コロハイネ」と認識。
いわゆるツンデレ要員。レフィに助けてもらったことから恋心を抱く。後にハイネとも似たような状況になったけど…?
純粋な魔法使いタイプ。唯一AO値を増幅(通称:加速)させることが可能。
AOは並だが、機動力はある。さまざまな場所から遠距離攻撃が可能。
ユニークで育てるとHPが重点的にのびる。ほかの魔法使いタイプよりは若干力不足か。
通常攻撃の範囲もやや特殊。補助や攻撃などの立ち回りでトリッキーさを含むキャラ。
FDが魔法攻撃扱いだが、どう見ても物理です。もっとお仕置きしてください。
ゾディアックカードは乙女座。お姫さまだしねぇ。
ディーノ
(声:中村悠一)
23歳/身長:181cm/武器:投剣
フェンリル・マギ。属性は『風』。ラピスの位置は胸部。
アナン家に仕える身であり、アシュレイを身を挺して守る、忠節と孤高の騎士。
基本的にアシュレイの命令しか受け付けない。
アシュレイの兄ロイスとは同期で共にメイガスに所属。彼を主君と見定めていた。
ロイスが落命した瞳狩りで負傷したディーノは以降、施設で治療を受けていたという。そして胸に「キメララピス」と呼ばれる人工合成ラピスを埋めた状態で復帰。メイガスに合流した。
キメララピスの力で他の属性を含めた魔力の制御や増幅ができる。そのため、6属性のバランスが合わないと侵入できない境界と呼ばれる世界に単独で突入できる。
あと23歳でも学生服なところは突っ込んではいけない。
教官じゃないから学生服なんだよ、きっと。
近中距離に対応する前衛タイプ。移動もAOもあり、攻撃力もそこそこ。ただし紙装甲。
状態異常にするスキルは彼のみ。『毒砕牙』は範囲も優秀で毒になる確率も高め。
ただしテクニックが低いため、当たらない場合も。必中スキルがあるのが救い。
ユニークで育てるとスピード特化。攻撃をよける先輩がそこに。(魔法は回避不可)
先輩、崖はもう少しがんばってのぼってください。貴方、風属性でしょ。
ゾディアックカードは山羊座。その由来は山羊の頭に魚の尾の姿に化けちゃった神様だという。
シオン
(声:豊崎愛生)
※手前で抱えられているのはサラ。
17歳/身長:166cm/武器:長弓
ヴィーナス・マギ。属性は『風』。ラピスの位置は左足の膝の皿部分。
妹のサラとともに学院で暮らしている。教室のお掃除をはじめ、細やかな気配りで、学院のみんなから信頼され好かれている。
その包容力は何にも勝る大きな力(と男子を釘付けにする四肢)。
厳しい戦いを繰り返すマギの騎士たちを勇気づけ励ます。
将来の夢は舞台女優。
この姉妹は実は、100年前の世界より時空を飛び越えてレフィたちの現代へ流れ着いた。
禁忌を犯してまで自分のために行動する妹を守りたいという想いから、マギに覚醒。
変身シーンの迫力あるふとももは必見。
遠距離攻撃をメインとするアーチャーかつ魔法使い。そして飛行ユニット。
高AO高機動力高ジャンプと、地形を気にしない柔軟な機動力。
また状態異常と回復を同時に行ったり、下がったステータスを戻したりとまさに女神。
ユニークで育てると、マジックとテクニックが伸び、安定した火力が見込める。
ただし、恐ろしいほどの低ガード・アシスト・スピード。立ち回りが重要。
ゾディアックカードは射手座。弓使いだしね。
サラ
(声:広橋涼)
13歳/身長:142cm/武器:マジックボム(手で爆弾を投げる)
パンドラ・マギ。属性は『木』。ラピスの位置は胸部。
6歳でマギの力に覚醒した、魔法に関する天才少女。姉のシオンとともに学院で暮らしている。
必要以上に他人には干渉せず、興味があるのは魔法のことだけ。伝説の聖魔女さまの後継者となるべく、日々勉強中。
気に入らない相手や態度を示す時には「バカヤロウ」と言う。
年が近いせいかユウと張り合って、自らを神と称する場面も。
体力回復も行える魔法使い。AOが遅いのが難点だが、火力は十分。
ただし、魔法使いタイプながらFDが単体であるのがややネック。
後衛から敵を蹴散らす戦い方が向いている。
なお、ユニークとバランスではステータスにかなり差が出るキャラクター。
ユニークで育てた際には姉シオン同様に防御面はほぼ壊滅。
ただし高いマジックとMPのため、火力面では頼れる存在になる。
ゾディアックカードは蠍座。うフフ…。
ユウ
(声:喜多村英梨)
12歳/身長:146cm/武器:魔導書(対象を指定して魔導書をなぞることで攻撃)
グリモア・マギ。属性は『闇』。ラピスの位置は左手の甲。
学院に遣わされた特別魔法探偵士。キリカ学長のひいひい孫(玄孫)に当る。
男の子です。間違えなきよう。
冷静にして、自信家、大人たちもかなわない推理ぶりを披露する飛び級のマギの騎士。「ズバリ」が口癖。
マギ覚醒は10歳の時。また、ラピスで文献に触れることによって内容を読み取ることができる。
甘いものが好物。特に「チョコチップチョップクッキー」が大好物。
何かあると、手にした復讐ノート…もとい手帳に記載している。
聖夜祭イベントにおいては男の娘で登場。まぁ、予測はしてた。うん。
純粋に攻撃力の高い魔法使いタイプ。範囲攻撃も持つ火力砲台。
味方への補助は出来ないが、ガード・レジストを下げるなど攻撃的な特技が多い。
低いAOと低い機動力ゆえにまさに砲台。ガードやHPがのびないため、後衛に陣取ろう。
ユニークで育てるとマジックとMP、レジストが高まる。魔法の特性から回避不能の強烈な火力を誇るところに吸収系ラピスを装備することで、火力を回復力に還元する脅威の砲台が完成する。
ゾディアックカードは天秤座。天秤は公明正大の証。
ライラ
(声:こやまきみこ)
15歳(自称)/身長:159cm/武器:マキモノロッド(身の丈ほどの大きな巻物)
周囲と隔絶され、独自の魔法体系が育っている幽谷の仙術師。
クラスは道士。属性は『水』。ラピスの位置は右手のひら。
変身口上は先述のものではなく独特のもの。
「瞳の奥に我は映す…その輝きに宿るは水。六天六華神水霊霊、急急如律令!」
仙道を極め、怪しげな仙術を扱い、自らを「師匠」と呼ぶ。語尾に「~っす」と付けるのが口癖。
人々の風聞にあがる、実態不明の幽谷の民。
飄々と流し、流され生きている。珍しいモノが大好き。
唱える呪文はもっともらしいものもあるが、ほとんどが適当なもの。
仙道の秘術故か何千年もの時を生きているらしい。
超火力。こっちは物理側。ただし、マジックもそこそこある。
AOの高さと相まって可能な手数の多さも魅力。武器攻撃も若干広い範囲。
ユニークで育てるとその超火力と引き換えに超紙防御力となる。そのガード値、二桁。
サラやシオンの比じゃない紙防御力と、火力を維持するのに不安なテクニックの低さが難点。
「リヴァイバル」は全回復復活という性能のため、ストーリーでもお世話になるだろう。
ゾディアックカードは魚座。その由来は結ばれた二匹の魚。
ヴァレリ
(声:中原麻衣)
こちらはテロスのときの姿。
38歳/身長:167cm
フェリシアとの戦いの司令官。ウルガルド魔法騎士学院にてマギの騎士たちを指揮する。
厳しい現実と責任を背負いながら冷静な判断力と素早い行動力で戦いを勝利へと導く。
心静かに、包むように生徒を見守る存在。
その正体は月の刻を司るネフィリアの上位種たるテロスである。
実は千年前の人物で、元々はテネス・ルーの天使の巫女。
それゆえに死をもたらす者として他の人間に迫害され、憎しみからテロスとなったという。
キリカ
(声:矢作紗友里)
年齢は『聞いてはならない』/身長:144cm
しばらくの間、ウルガルド魔法騎士学院を留守にしていた放浪癖のある学院長。
冒険なのか、研究なのか、暇つぶしなのか、その行動の目的は曖昧である。
パワフルで人情に厚い。珍しい食材、銀シャリが大好物。
ライラから習った(あとに逃亡した)仙道の秘術により魂をそのままに転生している。
そのため、子供の外見だが100歳以上である。
100年前のウルガルドではサラと同期だった。
ミリア
(声:日笠陽子)
真実は
黙して語らず、光を閉ざす。
世界に
声なく、光なく。
伝説における天使である。この天使の存在をめぐってストーリーは展開される。
リーンハルト
(声:近藤孝行)
※上:オルモルディ(後述)/下:リーンハルト
年齢不明/身長:182cm
「瞳狩り」を各地で繰り広げるフェリシア攻撃部隊の長。
妖精の上位の存在たる、高位の水の精霊であり、水のアルケーと呼ばれている。
純たる美を尊重し、人間を唾棄すべき醜いものと考えている。
序盤ではその高い攻撃力と、回復技まで備えている性能でボスキャラとして苦しめる。
独特の攻撃範囲の技を持っているので、苦戦した人も多いのではないだろうか。
フラン
(声:遠藤綾)
22歳/身長:168cm
レフィの編入よりもひと月ほど前に着任したという新米の保険医。
生徒の治療や治療方法に熱心なあまり、やる気が空回り気味。注射をするのが好きらしい。
北方の民に伝わるというタッチ魔法なるあやしい医療魔法を扱う。
↑
実は
↓
オルモルディ
(声:遠藤綾)
年齢不明/身長:168cm/武器:ハープ
不用意に近づくと、やけどする美しき炎のアルケー。OPにおける揺れ担当
みえない燐粉が周囲をつつみ、爆発炎上。
思慮深さの奥に、激しい感情が。
その存在は神出鬼没で、マギの騎士達を誘うように、謎を投げかける。
仮死状態になったエルルを救うためのヒントをレフィ達に与え、以降メイガスに同行する。
ちなみに初変身シーン時のセリフは
「我が瞳に宿りし炎よ…この輝きに、すべての愛をこめて…
ディラ・アルクス・メラーネ・タイタニア!」
後に、前世は世界を救ったとされる聖魔女・シヴィルであると判明。
衣装的にたぶんはいてないこの人
飛行ユニット。シオンよりもAOが1低いが、その分高火力。
広範囲攻撃が多く雑魚一掃などを得意とするが、加入がいかんせん遅い。
ユニークで育てると、マジックやレジスト、地味にテクニックが高い。
反面、魔法使いタイプであるのでガードは低い。スピードも低いため物理攻撃に弱い。
ゾディアックカードは双子座。何か意味深。
サマンサ
24歳/身長162cm
占いの館の主。心のケアもかねて、生徒の悩みや相談に乗っている。
人の未来を予言する優れた能力を秘めた占い師といわれているが謎は多い。
学院のメンバーの中でも一際、怪しい魅力を放っている。
フィリアポイントを増やすための「占い」はこの人のところへ。
ヒナ、ヒヨ
(声:下田麻美)
12歳/身長145cm(共通)
錬金工房の老舗、マイヤーの錬金工房を継ぐために頑張っている双子の姉妹。
通称:「錬金姉妹」。
中の人と設定的に「とかち」とか言いそうだが、残念ながら無し。
ただし、「練る練る」といったセリフをはじめ、ネタが満載。
姉のヒナは素材に強く、「素材売買」担当。
元気で、お金の勘定が得意。
妹のヒヨは武器練成に強く、「練る練る」担当。
研究と修行のしすぎで、気がつくと寝ていることも。思慮深く、常に全力で一生懸命。
ロッタ
(声:安武みゆき)
17歳/身長:153cm
夜盗に襲われているところをレフィ達に助けられ、騎士倶楽部に来ることに。
いつか自分だけのお菓子を作りたいという夢があり、お菓子作りの練習に励んでいる。
ビート
(声:浅利遼太)
15歳/身長:156cm
騎士に憧れる元気な男の子。
配達員として働いていた時にレフィに盗賊の襲撃から助けられて、その強さに一目惚れ。騎士倶楽部で働くことに。
レフィに弟子入りさせてくれ、稽古をつけてくれとよくせがんでいる。
ボナパルト
(声:氷青)
年齢不明/身長:102cm
アルケーに仕える、高位のフェリシア。クラスはラビリア。
人間の言葉を話すことが出来る、自称「稀代の魔術師」「罠の天才」。
妖精の誇り、精霊に仕える誇り、我輩の誇り、と常に誇り高い。
戦いに関しては罠や戦術に長けるが、一生懸命に戦う努力家な一面も。意外にも整理整頓が得意。
アーノギア
(声:加藤将之)
年齢、身長共に公式記述なし/武器:ランス
クラスはジークフリート。属性は『光』。元祖「紫雲のラピス」。
1000年前の「刻の審判」から聖魔女と共に世界を救ったと伝えられる英雄「紫雲の騎士」。
ウルガルドの歴史上ただ一人の七つ星。
ゲームの終盤にそれまでの選択と行動次第で仲間になる。(残念だが変身シーン、台詞はない)
高AO低機動力とか言うアンバランスキャラ。攻撃範囲はグレンと同じく槍扱い。
光属性の剣士タイプに当たる。しかしマジックものびる。さすが伝説。
パラメータ的には優秀だが、その低機動力が足を引っ張ってしまうのが難点。
しかし、スキルには超範囲攻撃射程を持つものまで存在。いわゆる受け殺しタイプ。
ユニークで育てるとHPの伸びがとんでもない。魔法も攻撃もバランスよく使える。
ゾディアックカードは牡牛座。伝承の人物にはチカラの象徴として角が描かれていることがある。
図書室でも見られない用語解説
図書室のカウンターで用語解説などが閲覧できる。ここにはそこにない用語や解説を。
聖魔女シヴィルの容姿
その姿は学院内のあちこちで確認できる。どうも神話に登場する魔女の1人と瓜二つらしい。
ココット
ウルガルドの胃袋を支える食堂の管理者。シチューが好きだとか。
ロイス・アナン
5年前に起きた瞳狩りで落命したアシュレイの兄で、中庭のバラは彼が開発した品種であった。
当時のメイガスに属していたマギで、楽器の演奏も堪能で、生徒会長を務めたり、バラの旅団を組織したり…とたいへんマルチな才能の持ち主だった模様。
ケイワイ
ある種の敵増援に付いている個体名。だいたい順調に敵を撃破していると登場する。
名前の響きといい、グレンの生死が分かれるマップでひょんなところに出てくることといい、製作者の意図を勘ぐりたくなるヤツである。
イナルナ党
- イナルナが(レフィと)楽しく学院生活を送るべく、思いつきで宣言した組織。勢いに任せてレフィを党員第1号に指名するが無視された。
- ある日レフィが噂されているのを耳にした組織名。どうもハイネが絡んでいるようで…。
バラの守り人
密かに悪を退治していると学院で噂されている存在。その正体は…?
生徒会執行部
ウルガルドにかつてあった組織。メイガスが忙しくなったとの理由で現在は廃止されている。
念写
人物や風景を紙に写す魔法。魔法だから出来は使い手次第。
二次創作における傾向
実は公式の作りこみがすごい。
メインキャラだけでも13人存在するこのゲーム。
主人公レフィはさておいて、ほかの12人に関しても細かいサイドストーリーが見られるのが特徴である。
12人それぞれにエンディングルートがあるほどの力の入れっぷりである。
ゲームの中での『アフターブレイク』でのやり取りはもちろんの事、その親密度に対応する金額をゲーム中でとある人に渡すことで、そのキャラの私生活や嗜好などをうかがい知ることができる。しかもわりと細かい。
また、学生寮エリアでは女子のも含めて全員の部屋に入ることが可能。
そこから性格などが読み取れる…かもしれない。
主な組み合わせ。
もちろん主人公であるレフィとの組み合わせが基本になるが、『各属性2人ずつ存在する』ことから、属性ペアとしての組み合わせも見られる。
また、本編中でよく絡みのあるペアなど、組み合わせは多岐に上る。
本編における組み合わせの一例。
- レフィとグレン
幼少期を共にレスト聖会で暮らし修練を重ねた仲。
友情や、戦闘における信頼度合いなど、まさにメインヒロイングレン先輩
- イナルナとハイネ
幼少期から面識のある間柄。イナルナに犬と呼ばれ振り回されるハイネという形が一般的。
しかし、本編後半では――
- サラとユウ
6歳でマギに覚醒したサラと10歳で覚醒したユウ。
ユウは天才だという話に『10歳で天才なら、6歳で覚醒した私は神』とつぶやいたサラが印象的。
- アシュレイとディーノ
かつて兄に仕え共に戦った騎士と、かつて剣を捧げた”あの方”の後を継ぐ妹君。騎士と主君として、メイガスの仲間として、2人は戸惑いながらも共に戦う。
などなど…