概要
アイドルマスターミリオンライブ!における、北上麗花とジュリアのカップリング。
本来はれいジュリと表記されるはずなのだが、後述のあだ名からかレイジュリと全てカタカナで表記されることが多い。(pixiv内でも主にこちらのタグが使われている。)
一見すると全くタイプの違う二人だが、どこか通じあうものがあるようで絡みも比較的多く見られるコンビ。
基本的な関係性としては、ミリオンスターズ随一の常識人・ツッコミ役であるジュリアが「ミリオンのやべーやつ」・麗花に振り回されるのがお決まりのパターン。なおコミュでの発言によるとジュリア曰く麗花は「まるで台風」とのこと。
ジュリアは麗花を主に「レイ」と呼んでいるが、何気に麗花をあだ名呼びするのは765プロ内でもジュリアただ一人である(同じく他のアイドルをあだ名で呼ぶことが多い双海亜美・真美は「麗花お姉ちゃん」、高坂海美は「麗花」、野々原茜は「麗花ちゃん」と呼ぶ)。
一部ドラマパートでは普通に「レイカ」呼びもしているが。
共通項としては、ベクトルは大きく違うものの二人とも世間一般層からはやや奇異的な目で見られやすいところだろうか(前述の「通じあってる感」もここからくるものかもしれない)。
また、ジュリアは元々ボーカリスト志望、麗花はオペラ歌手を母に持ち肺活量が自慢と、どちらも歌に自信があるのも共通点。
実際二人とも非常に歌が上手く、ミリオンに数いるVo力団構成員の中でも筆頭メンバーとしてまず挙がるのがこの二人。ソロ曲も共に人気が高い。
意外と忘れられがちだが二人とも上京組なのも共通点で(麗花は長野県、ジュリアは福岡県出身)、それぞれ一人暮らしをしていることもわかっている。ところでジュリアは自他共に認めるメシマズ(ある程度は克服したらしいが)、麗花はイベントコミュによれば料理の成功率50%とのことだが、この二人ちゃんと一人暮らしできてるんだろうか……?
また、これは確定情報ではないのだが、共にアイドルマスター2での没キャラだったのではないかという説もある。詳しくは該当記事及びレイジュリモモを参照。
ちなみに「レイジュリ」のみのタグ検索だとこの「レイジュリモモ」も引っかかるため、分けて検索したい場合は工夫が必要。
各媒体での絡み
CD
LTPでは共に06に参加、星井美希・伊吹翼と『Marionetteは眠らない』を歌唱。
ドラマパートでも「ジュリアにアイドルのかわいさを教える」という名目の下、麗花がジュリアに告白するシーンが見られる。
また、後に4thライブにて中の人である平山笑美・愛美によって同曲が歌唱され、ありそうでなかったレイジュリデュオが初実現した。
LTHでは麗花は03、ジュリアは04に参加。同弾ではないのだが同シーズンにあたる二枚だったため、グリマス内イベントの『結実!プラチナスターライブ2nd』にて共演を果たした。
ちなみに続シーズンにあたる『熱烈!プラチナスターライブ3RD』においても、揃って前座に抜擢され再び共演している。
LTDでは楽曲は違うものの同じ02に参加。CDのドラマパートにて僅かに絡みがある。
LTFでは02にて高山紗代子と共にアクアリウスを結成、『待ちぼうけのLacrima』を歌唱。
CDのドラマパートの他、後にミリシタでイベントが開催された際にもコミュが実装され、それぞれで違ったやりとりを聴くことができる。
MTGでは麗花は09、ジュリアは12に参加。別弾でシーズン制もないので遂に絡みが途絶えた……かと思いきや、なんと互いのCDドラマにゲスト出演している(双方のドラマに出演した事例はMTGではこのペアのみ)。
特に12での麗花の役どころはなんとジュリアのマネージャー。劇中劇とはいえ普段とは違った少し大人な会話を聴くことができ、非常に興味深い一枚となっている。また、この時の互いの心境等が後にミリシタの『プラチナスターチューン~餞の鳥~』イベントコミュにて語られた。
2022年3月9日、MILLION_THEATER_SEASONもいよいよ折り返しに入ってきた頃、第3弾のチーム「LOVERS HEART」に両者とも配属されることが決定した。そこで両者が絡む機会があるかどうかは現時点で不明だが、期待感はさらに高まることだろう。なお、そちらには前述のアクアリウスでの仲となった高山紗代子も含まれている。
ゲーム
グリマスにおいては双方の誕生日にメッセージを送りあった他、イベント『祝祭!クリスマスフェスタ』のオフショット等でも絡みが見られる。
ミリシタでは先述のLacrimaイベントの他、ジュリアの当番回であるメインコミュ第41話『星を握るもの』に麗花も出演。
バックダンサーとしての出演こそなかったものの、麗花がジュリアにロックのCDを借りていることが判明したり、赤くなっているのを麗花にせっつかれて取り乱すジュリアが見られたり等一見の価値アリ。
さらに麗花当番回である2022年3月12日公開のメインコミュ第104話『何の変哲もない』にジュリアも出演。
こちらでは普段と様子が違う麗花に対して誰より先に気にかける、突如持ち上がった恋人疑惑に焦り誰より先に追いかけようと言い出して歌織に心配される(ついていった桃子と未来も含めて)、麗花の真意を知るや否やいの一番に協力を申し出る、といつにも増して行動的な(悪い言い方をするなら後先を顧みない)ジュリアの姿が見られる。さらに「ステージをいいものにしたい」という麗花の思いに対して「今さら水臭い」「ウチらは一蓮托生」と答えた上でその後プロデューサーに対して麗花に対するジュリアの思いを独白するシーンまであり、こちらも必見モノとなっている。
オファーも双方向で実装済み。
麗花→ジュリアのオファーテキストでは麗花の奔放ぶりに頭を抱えるジュリアとそれを他人事のように可愛がる麗花、ジュリア→麗花のオファーテキストではステージで高次元のパフォーマー同士でぶつかり合った様子と、それぞれで全く違う二人の姿が垣間見られる。
また、2018年のジュリアの誕生日ホワイトボードに麗花が書き込みをしている他、2020年の福田のり子の誕生日ホワイトボードにてのり子にプロレスを仕掛ける麗花にツッコミを入れるジュリアの様子が見られる。
オフショットの徳川まつり③『姫ダンスの極意♪』背景でも共演している。
カードでの共演は(イベントSR以外で)長らくなかったが、2020年8月31日実装の矢吹可奈限定SSR『昨日の悪友は今日の、』にて揃って背景出演を果たした。この時のガシャは魔法少女がテーマであり、おそらく可奈と同期もしくは先輩の魔法少女を演じていたと考えられるが詳細は不明。……だったのだが、2021年12月12日開催のミリシタ感謝祭内企画にてまさかの当該ガシャのプラチナスタートラストイベント化が決定した。本イベントは765プロ所属アイドル全52人に特定の役が振られる劇中劇型イベントであり、メインとなるイベントコミュの他に個人テキストコミュであるアイドルトーキングも追加されるため、より様々な設定の掘り下げや新たな絡みの供給が期待される。
……そして、ついにその時は来た。
2021年6月28日開始のミリオンフェスにてこの二人のSSRが揃って実装された。そう。レイジュリフェス限が実装されたのである。
これまでは周年イベントのタイミングで開催されるフェス限は各属性から1枚ずつ、合計3枚が実装されるのが慣例であったことを考えると、いかにこの措置が例外的なものであるかがお分かりいただけるだろうか。(既に残り未実装メンバーが半数以下であり、3属性で共通性のあるユニットを組むこと自体が難しかったという事情はあるものの)
以前からPの間では「レイジュリガシャ(特にフェス)実装希望」の声は挙がってはいたものの、公式からのレイジュリ要素はコミュや写り込み程度でしか発信されず、波風はいまいちであった。それでも、多くのフェスアイドルが実装されていくなかで麗花とジュリアのフェスは未実装であったため、レイジュリPの微かな希望は残っていた。
ミリシタ4周年を記念するフェス情報の発表前は「周年フェスだから3属性ユニットだろう」ということで、レイジュリが実装される可能性は低めとされる声が多かった。仮にレイジュリがフェスに来ても、そこに高山紗代子を加えたレイジュリサヨのユニットの可能性が高いだろうと囁かれていた。(レイジュリサヨPも、もちろん大勢存在する。)
そんななか、いざ4周年フェスの情報が解禁されるとまさかのレイジュリフェスであり、ミリP界隈は騒然とした。
先述したように「周年フェスは3属性ユニットで来る」というミリシタの一種の恒例企画を、かのレイジュリは見事に打ち破ったのである。
これらは多くのレイジュリPを筆頭に瞬く間に拡散され、レイジュリという単語はTwitterのトレンド入りまで果たした。
カバー楽曲は『edeN』。この楽曲は旧約聖書のアダムとイブの話をモチーフとしており、実際にSSRの覚醒後イラストや3DMV等でそのモチーフがみられる。またカードテキストやミリシタ4コマ(後述)等での二人の発言によれば、麗花はジュリアの闇の人格を演じているらしい。相矛盾する世界観になってしまうが、いつか説明はあるのだろうか。
ちなみにこのMVは海外で撮影されたということも語られている。なんでも現地で乗っていた車がエンストしてしまいヒッチハイクをするはめになったらしい。
また、フェス限カードは他のガシャから排出される限定・恒常SSRと比べてアピール値(ステータス)が高めに設定されているのだが、このレイジュリのカードに至ってはマスターレッスンによるマスターランクを4にすることで総アピール値20000オーバーという驚愕の数値を誇り、ライブでエグいスコアを叩き出すことができる。なお、ミリシタのSSRで過去4年間、アピール値でこの数値を出したカードは存在しない。(ジュリアに至っては、マスターランクを4にするとアピール値がビジュアル値だけで10050まで跳ね上がる。)
またセンター効果も非常に強力で、従来の3タイプ同時編成で一つのアピール値が105%アップに加え、全員のスキル発動率10%アップまで付いてくるというとんでもない豪華仕様であった。
両カードの優秀すぎるステータス、麗花がジュリアのモノマネをする麗花SSRブログ、カラーリングがお互いの個別通常衣装を入れ替えたものになっているアナザー衣装、どう見ても壁を隔ててキスしているようにしか見えないアナザーアピール等、もはややりすぎなんじゃなかろうかというレベルで様々な要素の供給がなされた。やはりフェスは偉大である。
漫画
意外にも目立った絡みは長いことなく、四コマ、ゲッサン共にほぼ皆無(ミリシタ4コマ『みんなで初雪』やアンソロジー等で間接的な絡みがあった程度)だったのだが、ついに2020年12月14日更新のミリシタ4コマ『流星群』にて直接的な絡みが実現した。登場するやいなやの麗花の不思議発言をさらっとスルーして返すジュリア、ちょっとした感慨に浸るジュリアの言葉を全く理解できてない麗花、と噛み合っているようでどこかずれているような微妙な距離感の二人が4コマの中にぎゅっと詰め込まれている。必見。
そして前述のレイジュリフェスと同日に更新されたジュリアのミリシタ4コマ『音心不通』にて再び共演。ヒッチハイク中のやりとりが描かれている。また、麗花の4コマ『闇の安息』でも、ジュリアの出演こそないものの一部裏側の設定が明かされた。
その他
『ミリラジまえのり!!』第15・16回に中の人が揃って出演、ミニドラマ企画『まえのりシアター』にてキャラクター同士の絡みも聴くことができた。ジュリアにツッコむ麗花というある意味貴重なシーンも。
また、4周年記念PVでも同じシーンで映っていた。こちらでは翼の無茶にジュリア・麗花(さらに瑞希も)揃って首を突っ込み、結果歩が煽りを食うというこれはこれでなかなか見ない状況になっている。
ミリオンライブ2周年・3周年の際に限定プレゼントされた記念ドラマCD内のキャストコメンタリー順が、いずれも平山笑美(北上麗花役)→愛美(ジュリア役)の連番になっている。このうち後者ではキャラとしての呼び掛け・応答がなされた。